...肉叉がまたきらりと光る...
泉鏡花 「薄紅梅」
...肉叉(フォーク)と小刀(ナイフ)の扱い振(ぶり)で...
泉鏡花 「婦系図」
...従来(これまで)義理に逼(せま)られて三度ばかし肉叉(フオーク)を手にとつた事があるが...
薄田泣菫 「茶話」
...外科医の一人は堅いビフテキの一片(きれ)を肉叉(フオーク)の尖端(さき)へ突きさして...
薄田泣菫 「茶話」
...肉叉(フオーク)を使はないで...
薄田泣菫 「茶話」
...国祖のそれと違つて肉叉(フオーク)で食事をしたので...
薄田泣菫 「茶話」
...子息のピータア・クラチットが馬鈴薯の鍋の中に肉叉を突込んだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...匙(さじ)も肉叉(フォーク)もいらなければまた木で作ったそんなものもいらないということを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...洋人銀の肉叉(にくさ)を用ひ漢人翡翠(ひすい)の箸(はし)を把(と)る...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...肉刀(ナイフ)と肉叉(フォーク)を凄(すさ)まじく闘かわした数度(すど)の記憶さえ有(も)っていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それを肉叉(フォーク)で突き差した手を止(や)めた...
夏目漱石 「明暗」
...おおっぴらに城陽亭へ入って肉叉(ホーク)をつかったり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...肉叉(フゥルシェット)を持ったまま先生のほうへ近づいて行った...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...百姓が乾草を掻きよせる熊手とあまり大きさの違はないやうな肉叉(フォーク)をとりあげて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...豹(へう)は小刀(ナイフ)と肉叉(にくさじ)を...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...肉叉(フオク)をとつて話を逃れようとした...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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三好達治 「間花集」
...右手で肉叉(フォーク)を使ってハムエッグスを掬(すく)いながら...
夢野久作 「暗黒公使」
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