...結婚後一年ばかりで内職に駄菓子屋を始めたが...
石川欣一 「山を思う」
...それが若しや解職願ではあるまいかと思はれた...
石川啄木 「足跡」
...然し乍ら今日では不利益なる職業と見らるゝだけであるが...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...ほんとうは職業的な直感で俺をカタギの人間ではないと睨んで...
高見順 「いやな感じ」
...初めて自分は写真をもって本職として世に立つ考えで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...仏蘭西生まれの夫人の父親は村の錺(かざり)職であった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...旦那寺の住職が変って新住職が挨拶に来た...
田中貢太郎 「法華僧の怪異」
...又特にパーセンテージの高いだろう生産技術候補者の就職事情に適応させて修正するとしても...
戸坂潤 「技術の哲学」
...急に職業替をする気になったから...
夏目漱石 「それから」
...そこまでに到る彼の職業上の苦心努力の報いられた喜びに一そう強められた...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...改革の後も役夫・職人の輩(はい)はただちに国事にかかわることなく...
福沢諭吉 「学者安心論」
...職もなく世の中に放り出されてしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...」と若い職員は、窓を離れて、煖爐(ストーブ)の方へ歩寄りながら、「近頃は例の、貴方の血の糧(かて)だとか有仰(おツしや)つた林檎(りんご)を喫(あが)らんやうですな...
三島霜川 「解剖室」
...奉行職としていちおう責任を負わなければならない...
山本周五郎 「竹柏記」
...重職の立場としていちおう取糺(とりただ)すのは私の責任だと思う」「では...
山本周五郎 「花も刀も」
...東京の職業婦人はまだ出来立てのホヤホヤだろう...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...彼は今は自分の職業さえ失っているのである...
横光利一 「上海」
...新しい職制と部署の人名とを書いて貼り出すから...
吉川英治 「新・水滸伝」
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