...聳立する高層ビルが都市の景色を彩る...
...あの建物は聳立しているので、遠くからでも目立つ...
...山の頂上に聳立する松の木は風景に調和して美しい...
...彼のアイデアは、聳立している彼の発想力の証明だ...
...バスケットの試合で、選手たちは相手選手に聳立するようジャンプする...
...断崖聳立(しょうりつ)...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...海波を隔てて模糊(もこ)の間に巉巌(ざんがん)の直ちに海に聳立(そばだ)っている様が見える...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...暗黒な大巌石がいくつとなく聳立(しょうりつ)せるような...
伊藤左千夫 「白菊」
...これは土阿の国境に聳立った剣山や魚梁瀬(やなせ)山の脈続きで...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...當面俄(には)かに一大奇山の蜃氣樓のごとく聳立(しやうりつ)したるを認む...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...其處に劒の如く聳立(しやうりつ)せる大岩(たいがん)に衝(あた)り...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...岩石が聳立った下が淵なので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...聳立(しょうりつ)している山を見て(益満の云う如く...
直木三十五 「南国太平記」
...聳立(そばだ)ちたる肩を有せる枯痩(こそう)の人物と...
永井荷風 「江戸芸術論」
...変りのないのは狭い往来を圧して聳立(そびえた)つ長い監獄署の土手と...
永井荷風 「監獄署の裏」
...グラン・コンバン(四三一七米)などの俊峰が聳立するので...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...屹然として相對し東西に聳立するは...
原勝郎 「貢院の春」
...亭々として空高く聳立してゐて其れに房々と多くの実を群着し垂れ下がつてゐる九月の央ば過ぎにもなると...
牧野富太郎 「風に飜へる梧桐の実」
...大学付属の小石川植物園内に高く聳立するイチョウの大木であった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...六角に削り上げた尖端を深い暗い空につきぬけて聳立してゐるのを見た...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...目貫(めぬき)の十字路に聳立(しょうりつ)する分離派式五層モダン建築...
夢野久作 「二重心臓」
...日夜耳を聳立(そばだ)てている農民に...
横光利一 「夜の靴」
...そこではたしかに斷崖がもつと巨大に聳立つてゐた‥‥彼女がまだ五歳か六歳の幼い頃に...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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