例文・使い方一覧でみる「聞取り」の意味
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饗庭篁村 「木曾道中記」
...（五人の侍女に目遣（めづかい）す）平（ひら）にお聞取りを願わしゅう...
泉鏡花 「海神別荘」
...其司祭等の声を聞取り給ふのではあるまい...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...一応聞取りをすませると...
江戸川乱歩 「鬼」
...プランクの講義も言葉が明晰で爽やかで聞取りやすい方であった...
寺田寅彦 「ベルリン大学（1909-1910）」
...さて破笠子はおのれが歌舞伎座作者部屋に入り芝居道実地の修業したき心底篤（とく）と聞取りし後倶（とも）に出でて福地家に至り勝手口より上りてやや暫くわれをば一間（ひとま）に控へさせけるがやがてこなたへとて先生の書斎と覚しき座敷へ導きぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...又各国語発音聞取り書の法を案出し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...耳を澄まして少しくその読むところをお聞取り下さい！「凡百ノ技...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを明らかに聞取りたいものだと...
中里介山 「大菩薩峠」
...其言葉ひとしほに聞取りがたくて何事をいふとも知れず……」土地が変り...
中里介山 「大菩薩峠」
...この男は聞取りの名人です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」被告は極めて聞取り悪（にく）い土音（どおん）で裁判長の耳を困らした...
平出修 「公判」
...ぢいさんのいふ事は聞取りにくかつたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...いろいろな事を御聞取りになることが出来ましたでございましょう...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「辻馬車」
...わが聞取り得たる処は...
夢野久作 「白くれない」
...当夜の聞取りやら...
吉川英治 「私本太平記」
...例の「御内聞取り」の本読みにとりかかる...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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