...伝え聞ける人々五十余名...
井上円了 「おばけの正体」
...第十三月より外に立聞ける人ありとも知らで...
高山樗牛 「瀧口入道」
...恥かしくありませんかと聞ける奴(やつ)あ悪魔だ...
太宰治 「春の枯葉」
...「――まあ相手がまだ小(こ)んまいせに話が聞けるわけでもなし...
壺井栄 「大根の葉」
...』其言聞ける衆人は牛と騾馬とに軛(くびき)着け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...せめてかの恐ろしき宣告を聞けるその時...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...また何かのついでに訳なく聞けることでもあったが...
豊島与志雄 「変な男」
...せっかく来ても聞けるか聞けないかと...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの侍の言うことは聞ける...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は笑いながらさっきはなぜ逃げたんですと聞けるような捌(さば)けた男ではありません...
夏目漱石 「こころ」
...むじなの声が聞けるのですから...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...あちらの話が聞けるので...
久生十蘭 「あなたも私も」
...聞けるものなら、聞いておきたい」金十郎は笑って答えなかった...
久生十蘭 「奥の海」
...でも後ろ手の立ちん棒で、歌は聞ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...連中の策略が聞けるかもしれません」ひやひやしながらの真っ暗闇(くらやみ)移動は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...このような知的な会話はそう聞けるものではありません」グレイトリム伯爵がちっと舌打ちした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...しかも警察の耳に入るずっと前に聞ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ごもっともでといくらでも神妙に聞ける...
吉川英治 「春の雁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??