...当るべからざるを聞ける宗盛は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...このメガフォンで張――いや牛頭大仙人の声が聞けるようにするんだ」ネッドは張切って命令を下した...
海野十三 「火星探険」
...「京子さんの美しい声がもう一度聞けるかしら」と独(ひとり)ごちながら...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...でも口は聞けるかも分らないと...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...老人がよく「うちの庭ではほととぎすが聞ける」と云っていたのを思うにつけ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...乳母また共に幼兒を抱き行く』その言聞けるヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』 560その言聞ける兩將はすでに自ら勵み合ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...出端(でばな)に聞いた合方(あいかた)がまた聞けるわい...
中里介山 「大菩薩峠」
...……」「あんまり非人情でもないようですね」「なにこれが非人情的に聞けるのですよ...
夏目漱石 「草枕」
...トルバダウの歌の聞ける国じゃ」「主(ぬし)がいにたいと云うのか」「わしは行かぬ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...差当りここで聞けるだけは聞いて行きたい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうにか聞けるのでした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...あちらの話が聞けるので...
久生十蘭 「あなたも私も」
...医者から情報を聞けるとは思っていないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...しかも警察の耳に入るずっと前に聞ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...何一つ本気で聞けるようなことはいわないのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まだ河鹿(かじか)が聞けるかもしれない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...万事はその上で申聞ける所存じゃ...
夢野久作 「名君忠之」
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