...物笑いの種になることを虞(おそ)れ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...世の物笑い、一期(いちご)の不覚...
太宰治 「新釈諸国噺」
...古今無類の物笑いの種であります...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...よしんば物笑いの種になるほど下手糞(へたくそ)だったとしたところで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...奴らの厚顔な威勢は単なる物笑いとなってしまうだろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人の物笑いの種をまいた...
豊島与志雄 「同感」
...人の物笑いになってもよい...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...犬がつるんだんじゃねえやい」「其処で啖呵(たんか)を切ったって物笑いになるだけよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世間の物笑いになり度くないと仰(おっ)しゃるのも無理はないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かねて地理学者の間で物笑いの種になっている...
久生十蘭 「南極記」
...「好きなだけ物笑いにするがいい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...もう三月待てなんぞと云って見ろ……それこそ物笑いだ...
宮本百合子 「「インガ」」
...世間の物笑いになることかと歎いているのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この手前味噌はただ物笑いの種でしかなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世上に洩れたら万人の物笑いとなりましょう」「……そうかなあ?」さすがに...
吉川英治 「三国志」
...公綱の大剛もここでは敵味方の物笑いをかったにすぎず...
吉川英治 「私本太平記」
...さんざん物笑いにされ...
吉川英治 「新書太閤記」
...絶家、物笑い...
吉川英治 「無宿人国記」
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