...どうぞ聞き分けて下さい...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...その附近の音響を聞き分ける仕掛けがあった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...あたしのいうことを聞き分けて下さいね...
海野十三 「四次元漂流」
...まったく聞き分けられなくなるほどだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何にも聞き分けられないほど低い耳語...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...聞き分けられるような気がした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何だか聞き分けられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...帰れと言われても今宵はそれを聞き分けずに...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで人間の言葉を聞き分け人間の心持までわかるようでございます」「そうか」「それですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...また方角を聞き分ける暇もないうちに済んでしまった...
夏目漱石 「三四郎」
...私は一体何だろう? 聞き分けのない亡霊のようなものかね...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...今の處彼等も私も互ひに相手の言葉を聞き分けるのが一仕事なのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...良い子じゃ聞き分けて休んでお出でなされ...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...いろいろな女の叫び聲のなかからも聞き分けられた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...眼と眼とでそれを聞き分けようとしていた...
室生犀星 「後の日の童子」
...次第に耳に慣れて聞き分けられて来た...
森鴎外 「山椒大夫」
...……その脳髄の判断力でもって交通巡査のゴー・ストップを聞き分け...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...はい」聞き分けのいい猫のように...
吉川英治 「新書太閤記」
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