...彼の An sich の自信は聊かも紊されるところがないのである...
阿部次郎 「帰来」
...聊かも通じてゐるやうには見えなかつた...
有島武郎 「子供の世界」
...寧ろそれによつて自分らの無聊(ぶれう)を慰めようとする...
石川啄木 「鳥影」
...要するに我々の人生はこれを芸術的に見れば数限りもない無意味な偶然と、無聊と倦怠と、停滞と混沌と、平凡にして単調なる、あるいは喧騒にしていとうべきことの無限の繰り返しによってその大部分を占められているのであるが、まずこれらの不用な部分を切り捨てて、有用な部分だけを拾いあげ、美的秩序に従ってこれを整理することが芸術的表現の根幹であり、無意味な偶然というものは畢竟(ひっきょう)不用の部分にすぎないのである...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...一書肆の災を以て歴史上の大事件に比するは倫を失したもので聊か滑稽に類するかも知れないが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...二十五年の歳月が聊かなりとも文人の社会的位置を進めたのは時代の進歩として喜ぶべきであるが...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...哈爾賓へ行って何をした?縦令(たとい)聊かにもせよ旅費まで出して呼ぶからには必ず何かの思わくが徳永にあったに違いない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...聊(いささ)か順序をくるわしはしたが...
海野十三 「地球発狂事件」
...聊(いささ)か鬱憤(うっぷん)を晴らしに来たのさ」「御挨拶だわね...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...聊以叙二公性生活之委曲一...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...聊以博戲...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...拍子木打ちの仲間に聊か銭をやって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...平常家老に対して頭を下げた不平を聊か漏らす事が出来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...二枚書けば忽(たちまち)筆渋りて癇癪(かんしゃく)ばかり起り申候間まづ/\当分は養痾(ようあ)に事寄せ何も書かぬ覚悟にて唯折節(おりふし)若き頃読耽(よみふけ)りたる書冊(しょさつ)埒(らち)もなく読返して僅(わずか)に無聊(ぶりょう)を慰めをり候次第に御座候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...家族制度の弊を論じ個人主義を主張するの人紋所をつくるは聊(いささ)か牴牾(ていご)の嫌(きらい)あるに似たり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...聊か物足らなかった...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...聊(いささ)か憲法実施の始より帝国議会を軽視したる如き嫌いがないでもないが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...拙者にまだ聊(いささ)かの蓄(たくわ)えもある...
夢野久作 「名娼満月」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
- 女優の綾瀬はるかさん: 是枝作品に11年ぶり出演し、監督の穏やかさと自信を称賛。😊
- 俳優の吉川晃司さん: 左目の緊急手術のため、当面の間は激しい運動を制限し、公演を延期。😷
- 漫画家の大友克洋さん: アニメーション制作スタジオを設立し、新作を制作中 🎬
時事ニュース漢字 📺
