...亦以て卿等の為に聊(いささか)自(みづか)ら潔(いさぎよく)せんと欲するが為のみ...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...(五月二十八日)聊斎志異聊斎志異(れうさいしい)が剪燈新話(せんとうしんわ)と共に...
芥川龍之介 「骨董羹」
...聊(いさゝか)も學(まな)ぶことをせず...
泉鏡花 「花間文字」
...事は領下のものゝ聊かなる心得違に起れるも...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...無聊(ぶりょう)から救ってくれたからでありましょう...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...我らが今此所に聊か人類の将来に就いて論ずるのは...
丘浅次郎 「人類の将来」
...ほんの聊(いさゝ)かではござりまするが...
薄田泣菫 「茶話」
...かの聊斎志異の中の一篇である...
太宰治 「清貧譚」
...渋柿)*「聊斎志異(りょうさいしい)」の中には...
寺田寅彦 「柿の種」
...家は腰高(こしだか)の塗骨(ぬりぼね)障子を境にして居間(いま)と台所との二間(ふたま)のみなれど竹の濡縁(ぬれえん)の外(そと)には聊(ささや)かなる小庭ありと覚しく...
永井荷風 「江戸芸術論」
...文明の民は劇烈なる生存(せいそん)のうちに無聊(ぶりょう)をかこつ...
夏目漱石 「虞美人草」
...健康がもつと滿足だつたら聊か憾みだつたが...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...この Midrib がいろいろの学者によって如何に訳せられていたかを識(し)るのも聊(いささ)か興味が無いでもない...
牧野富太郎 「植物記」
...道民生を聊(やすん)ぜず...
南方熊楠 「十二支考」
...聊かこの人身の蓮花の開く聲を聞く民俗に就て説かう...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...今後の成行が見ものであるに違いないと思います此全集の全集編纂は竹亭子と協議で聊か考慮したものです...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...無聊(ぶりょう)に苦んでいるお玉は...
森鴎外 「雁」
......
横瀬夜雨 「天狗塚」
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