...同人雑誌「仮面(かめん)」を出してゐた日夏耿之介(ひなつかうのすけ)...
芥川龍之介 「「仮面」の人々」
...一片ノ耿々竟ニ忍ブ能ワザルモノ有レバナリ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...耿夫人の家は豪家で自分一人で何もかもやっていたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...而モ甘ジテ之ヲ為ス所以ノモノハ洵ニ国家生民ノ為ニ図リテ一片ノ耿耿竟ニ忍ブ能ハザルモノ有レバナリ...
田中正造 「直訴状」
...ある人は天地の耿気(こうき)に触るると云うだろう...
夏目漱石 「草枕」
...彼は佐藤春夫、室生犀星、北原白秋、千家元麿、高村光太郎、日夏耿之介、佐藤惣之助等の諸君の詩を、たいてい忠實に讀破してゐた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...」山の雪が耿々と光り出しました...
宮澤賢治 「氷と後光」
...耿々としてもの思ひ...
三好達治 「間花集」
...ひとり長史耿武(こうぶ)は...
吉川英治 「三国志」
...耿武も遂に、用いられないことを知って、「やんぬる哉(かな)!」と、即日、官をすてて姿をかくした...
吉川英治 「三国志」
...ふたたび耿々(こうこう)たる日輪が大空にすがたを見せた...
吉川英治 「三国志」
...耿紀(こうき)、韋晃(いこう)たちは、前の日から休暇を賜わって、各の邸にいた...
吉川英治 「三国志」
...その先頭に立ってきた耿紀(こうき)だった...
吉川英治 「三国志」
...耿紀などはいつまでも来ない...
吉川英治 「三国志」
...いやしくも金(きんい)や耿紀(こうき)の徒と...
吉川英治 「三国志」
...熱血児耿紀は、うしろ手に縛されて、大路をひかれて行きながら、天を睨んで、「曹操曹操...
吉川英治 「三国志」
...故主の敵光秀を討たんという一片(いっぺん)の耿々(こうこう)の志を一つにする者と思うたからにほかならない...
吉川英治 「新書太閤記」
...君に一点の耿心(こうしん)さえあればいつか天のおたすけもあろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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