...「鎮江(ちんこう)の耿(こう)夫人はひとりぼっちで子供がありません...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...而モ甘ジテ之ヲ為ス所以ノモノハ洵ニ国家生民ノ為ニ図リテ一片ノ耿耿竟ニ忍ブ能ハザルモノ有レバナリ...
田中正造 「直訴状」
...日夏耿之介主宰の游牧記等に発表してゐた...
中原中也 「詩集 浚渫船」
...ある人は天地の耿気(こうき)に触るると云うだろう...
夏目漱石 「草枕」
...日夏耿之介氏はその著「明治大正詩史」の下卷で...
萩原朔太郎 「定本青猫」
......
原民喜 「かげろふ断章」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...」山の雪が耿々と光り出しました...
宮澤賢治 「氷と後光」
...常に耿々(こうこう)の心を懐(いだ)いていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...耿々(こうこう)の星を仰ぐたびに...
吉川英治 「三国志」
...耿武は、剣を躍らせて、「汝、この国に入るなかれ」と、さけんで、やにわに、袁紹の馬前へ近づきかけた...
吉川英治 「三国志」
...耿武は、天を睨んで、「無念」と云いざま、剣を、袁紹のすがたへ向って投げた...
吉川英治 「三国志」
...ふたたび耿々(こうこう)たる日輪が大空にすがたを見せた...
吉川英治 「三国志」
...あてにならん」耿紀(こうき)は失望したばかりでなく...
吉川英治 「三国志」
...きょうは友人の耿紀(こうき)と一緒に...
吉川英治 「三国志」
...鉄石の如き忠胆(ちゅうたん)、いつに変らぬ義心、よく見とどけました」韋晃も、また耿紀も、そういって、彼の足もとへひざまずいた...
吉川英治 「三国志」
...ところが耿紀は、自分の射た敵が、まさか王必とは思わなかった...
吉川英治 「三国志」
...故主の敵光秀を討たんという一片(いっぺん)の耿々(こうこう)の志を一つにする者と思うたからにほかならない...
吉川英治 「新書太閤記」
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