...「お前は耶蘇教徒かい...
芥川龍之介 「南京の基督」
...一種の自己發明の耶蘇教を傳へるには...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それがもと或後家さん――昔は耶蘇教の婦人矯風會の有名な辯士であつた――を引ツかけてゐた上に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...友達の中に頻(しき)りと耶蘇教を説いて廻つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...世俗を嫌ふ耶蘇教信者も...
薄田泣菫 「茶話」
...予はこの木頭火に耶蘇教のユールロツグ(耶蘇降誕祭の木頭火)との間には思想の連絡あるを信ず...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...村の耶蘇教会にも日曜毎(にちようごと)に参詣して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...清素(せいそ)な耶蘇教会堂も見えた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...耶蘇教国の君主すら宣教師を危険視して国外に放逐してゐる位であるなぞと云つて眼の前で十字架をへし折り...
長與善郎 「青銅の基督」
...耶蘇教(やそきょう)以前より一貫して欧州(おうしゅう)に盛行(せいこう)している...
新渡戸稲造 「自警録」
...あるいは東方の耶蘇教と西方の仏法とは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この後(の)ち慶長十七年八月に至って、幕府は、一季居、耶蘇教、負傷者、屠牛(とぎゅう)に関する禁令とともに、煙草に関する禁令をも天下に頒った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかもその始めにおいてインターナショナル・ローは耶蘇教以外に行われぬと書いてあるから「万国」の字を避け...
穂積陳重 「法窓夜話」
...耶蘇教国にもややこの類の話がスペインにある...
南方熊楠 「十二支考」
...それすら旧套を襲いて在来の異神の神林をそのまま耶蘇教寺の寺林とし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...耶蘇教の本を読んで見たが...
森鴎外 「蛇」
...耶蘇教(やそきょう)は信じてもやがて醒(さ)めるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...また耶蘇教(やそきょう)をひろめる自由を許可してくれということを」「お取り上げになる日を...
吉川英治 「新書太閤記」
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