...耳門に水が入ってしまった...
...耳門が狭い人は周りの音がよく聞こえない...
...耳門が詰まっていると鼓膜に負担がかかるため注意が必要...
...耳門をきちんと掃除しないと感染症の原因になる...
...耳門が痛い場合は医師の診察が必要...
...お菊さんは耳門を入ると...
田中貢太郎 「雨夜詞」
...耳門の扉が開いているようであるから思いきって中へ入った...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...」左側に耳門があつた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...往きましょう」左側に耳門(くぐり)があった...
田中貢太郎 「蟇の血」
...書生は左側にある耳門(くぐり)から入った...
田中貢太郎 「黄燈」
...そこにある耳門(くぐり)の桟(さん)を啓(あ)けて出て往った...
田中貢太郎 「春心」
...「何かおぼしめしがあるのか」耳門が啓(あ)いて定七が小さな白木の三宝(さんぽう)へ瓦盃(かわらけ)を二つ三つ載っけて入って来た...
田中貢太郎 「春心」
...表庭との境いになった板塀の耳門(くぐり)が半ば啓(あ)いていた...
田中貢太郎 「春心」
...お菊さんは耳門(くぐり)を入ると右の手に持っていた岡持(おかもち)を左の手に持ちかえて玄関の方を注意した...
田中貢太郎 「萌黄色の茎」
...見ると――その耳門(くぐり)は上の方が四つ目格子になっていましたが...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...どこへいらっしゃいますの? 今わたし耳門(くぐり)をあけてさしあげますわ」とマリヤが叫んだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それからすぐに耳門の中へはいってしまおうとしたが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...足早に耳門(くぐり)をくぐってしまった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...煙草(たばこ)の煙の籠(こも)り過ぎたのに心づいてわたしは手を伸ばして瓦塔口(かとうぐち)の襖(ふすま)を明けかけた時彩牋堂へ宛(あ)てた手紙を出しに行った女中がその帰りがけ耳門(くぐり)の箱にはいっている郵便物を一掴(ひとつか)みにして持って来た...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...両側とも割合に小綺麗な耳門(くぐりもん)のある借家が並んでいて...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...耳門(くぐり)から邸内へはいつて行くと信者ででもあらうか...
林芙美子 「浮雲」
...間もなく耳門(くぐり)があいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...耳門(くぐり)はまだ閉っていないらしく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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