...刻薄なる語氣もて我に耳語していふやう...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...数知れぬ耳語(ささやき)の様な水音に耳を澄した心境(ここち)は長く/\忘られぬであらう...
石川啄木 「鳥影」
...背後を顧みて周囲のものと何か耳語(じご)していたが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...時雄に耳語(じご)した...
田山花袋 「蒲団」
...「まあ大丈夫(だいぢやうぶ)だらうつて病人(びやうにん)へだけはいつて居(ゐ)たらいゝでせう」醫者(いしや)は耳語(さゝや)いた...
長塚節 「土」
...夜(よる)は寂(さび)しさに凡(すべ)ての梢(こずゑ)が相(あひ)耳語(さゝや)きつゝ餘計(よけい)に騷(さわ)いだ...
長塚節 「土」
...そこで乾燥(かんさう)した枯葉(かれは)は少(すこ)しのことにさへ相(あひ)倚(よ)つてさや/\と互(たがひ)に恐怖(きやうふ)を耳語(さゝや)くのである...
長塚節 「土」
...下女は暗い中で私に耳語(みみこすり)をするようにこういうのである...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...傍(わ)きの人には聞えぬほどな低い声で何事か耳語(ささや)いている...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...男は叔母に何か耳語(ささや)いた...
夏目漱石 「明暗」
...泥棒よと耳語(ささやき)やった...
夏目漱石 「門」
...その戸の透間から目に見えぬ詩魂が朝に晩に抜け出して来ては私に耳語する...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...今竜が見え次第大声でその竜肉を啖(く)いたいと連呼(よびつづ)けよと耳語(ささや)いて出で...
南方熊楠 「十二支考」
...保さんに「陣幕が負けました」と耳語(じご)した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...4950耳語横著者が二人だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...耳語さあ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何かコソコソ耳語するのみで...
吉川英治 「随筆 新平家」
...風の間に間に人の耳語(ささや)き声も耳に触れる...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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