...彼は周りの耳目を集めた...
...その事件は国民の耳目を引いた...
...彼女は注目を集める耳目を持っている...
...会議での彼の発言は参加者の耳目を集めた...
...テロ事件が起こったため、世界中の耳目がその地域に向けられた...
...此の一喝された瞬間のタヂ/\となつた容子やテレがくしのゲラ/\笑ひは今でも耳目の底に残つてゐる...
内田魯庵 「人相見」
...ただこの一夜を語り徹(あ)かした時の二葉亭の緊張した相貌や言語だけが今だに耳目の底に残ってる...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...定めし一世の耳目を聳動(しょうどう)したと同時に...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...これを単に公衆の耳目に供うるにとどめず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...突如として一世の耳目を聳動し來れる一書あり...
太宰治 「ラロシフコー」
...その他二十年間わが邦人の耳目に赫々(かくかく)たる土木築造のごとき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...耳目に熟していながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...同新聞社の耳目を驚かしたことは一(ひ)と通りではありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...社会の耳目を(そば)だたせたおりに――無気力無抵抗につくりあげられた因習の殻(から)を切り裂いて...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...明(あか)らさまに世の耳目(じもく)を惹(ひ)かせんは...
福田英子 「母となる」
...明(あか)らさまに世の耳目(じもく)を惹(ひ)かせんは...
福田英子 「妾の半生涯」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...ゆえにその耳目(じもく)の触るるところのもの...
箕作秋坪 「教育談」
...なおさまざまのこと耳目に触れて疑いの種を生長(おいたた)しむるのみか...
三宅花圃 「藪の鶯」
...天下の耳目を聳動させると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...又如何(いか)に家庭に閉(とぢ)込めて置けばとて其(それ)等の悪風が全(まつた)く若い女子の耳目(じもく)に触れないとは定められないでせう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...天下の耳目をおおいえない大失態を招いてしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...闇の中へ耳目を放っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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