...彼は周りの耳目を集めた...
...その事件は国民の耳目を引いた...
...彼女は注目を集める耳目を持っている...
...会議での彼の発言は参加者の耳目を集めた...
...テロ事件が起こったため、世界中の耳目がその地域に向けられた...
...天下耳目の屬(ぞく)する所を異にするが故なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...天下の英才を集めて『国民之友』を賑(にぎ)わすのを片時も怠らなかった蘇峰はこの間に二葉亭のツルゲーネフの飜訳を紙面に紹介して読書界の耳目を聳動(しょうどう)した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その耳目から早く/\通過して行つた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...名士の家族であっただけにそのニュースは郷里の狭い世界の耳目(じもく)を聳動(しょうどう)した...
寺田寅彦 「海水浴」
...「学位売買事件」というあまり目出度(めでた)からぬ名前の事件が新聞社会欄の賑(にぎ)やかで無味な空虚の中に振り播(ま)かれた胡椒(こしょう)のごとく世間の耳目を刺戟した...
寺田寅彦 「学位について」
...ただ現在では彼らの耳目の及ぶ範囲のそとに連句が放逐されているために...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...又た深く列国人民の耳目を動かしたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その高徳の評判は人の耳目を驚かすやうになつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...「これでも私は商賣人なんですよ」商賣人といふ女の返辭は車中の耳目を峙てしめた...
長塚節 「商機」
...人の耳目を驚かし...
蜷川新 「天皇」
...世人の耳目も此論題に集るを以て...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...その耳目に慣れずして奇異なればなり...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...皆是人の耳目鼻口に慣るゝと慣れざるとに由て然るのみ...
福澤諭吉 「肉食之説」
...耳目鼻口の慾を制限したるより気狂ひとなりたる例は稀ならぬことにて...
正岡子規 「読書弁」
...学内一般の緊張した耳目が集中していたのでありますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...他人の耳目を眩(くら)まして来たか……そうしてそのような因果に因果を重ねた心理状態を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...耳目をしびれさせたのも...
吉川英治 「上杉謙信」
...それがしの耳目(じもく)となっておる放免(ほうめん)(目明し)どもはみな賢い奴...
吉川英治 「私本太平記」
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