...彼は周りの耳目を集めた...
...その事件は国民の耳目を引いた...
...彼女は注目を集める耳目を持っている...
...会議での彼の発言は参加者の耳目を集めた...
...テロ事件が起こったため、世界中の耳目がその地域に向けられた...
...寤寐(ごび)の間斷えず耳目を往來せり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その非道なる思想抑壓手段を國民及び觀察者の耳目を聳動することなくして行ひ得る機會に到達したものとして喜んだのである...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...あたかも日本にも今一大疑獄が起り醜穢(しゅうかい)耳目(じもく)を掩(おお)わしむるものがあるが...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...そのうちに盛られた精神は今日われわれの耳目にふれてつくられるアメリカという概念からはだいぶ懸けはなれているように見えるが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...名士の家族であっただけにそのニュースは郷里の狭い世界の耳目(じもく)を聳動(しょうどう)した...
寺田寅彦 「海水浴」
...天下の耳目に彰々として現はれ來れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て頗る世間の耳目を驚かしたるものゝ如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その高徳の評判は人の耳目を驚かすやうになつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...耳目にふれるところのものなにもかも私を腹立たしくする...
中勘助 「銀の匙」
...徒に世の耳目をひくが如き事は余の好まざる所なれば...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...法談を聞いていた熊谷の態度に並居る高貴の面々が耳目を驚かせたということがある...
中里介山 「法然行伝」
...西蔵へ潜入する異邦人を監視する耳目(じもく)なので...
久生十蘭 「新西遊記」
...ソレを始めて行うた時は実に天下の耳目を驚かしました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...明(あか)らさまに世の耳目(じもく)を惹(ひ)かせんは...
福田英子 「母となる」
...天下の耳目をくらまして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...天下の耳目(じもく)をあつめるに足りた...
吉川英治 「黒田如水」
...なにも知らないはずの民土の耳目ほど...
吉川英治 「私本太平記」
...世間の耳目をそらすにはまたとないような桜月夜の――また“春眠暁ヲ知ラズ”の時刻だった...
吉川英治 「私本太平記」
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