...彼は周りの耳目を集めた...
...その事件は国民の耳目を引いた...
...彼女は注目を集める耳目を持っている...
...会議での彼の発言は参加者の耳目を集めた...
...テロ事件が起こったため、世界中の耳目がその地域に向けられた...
...巧に先方の耳目を瞞著したおかげである...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...それから艦内をゆるがす振動音などが乗組員たちの耳目をうばっているにすぎないが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...しかれども旅中(りよちゆう)に於て耳目(じもく)を新(あらた)にせし事を挙(あげ)て此書に増修(そうしう)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これを単に公衆の耳目に供うるにとどめず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...苦々(にが/\)しき事のみ耳目に觸れて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...突如として一世の耳目を聳動し來れる一書あり...
太宰治 「ラロシフコー」
...これはひどく人の耳目を聳動(しょうどう)した...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...名士の家族であっただけにそのニュースは郷里の狭い世界の耳目(じもく)を聳動(しょうどう)した...
寺田寅彦 「海水浴」
...ただ現在では彼らの耳目の及ぶ範囲のそとに連句が放逐されているために...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...其の言行絶えず公衆の耳目に印象を與ふるを以て能事とすること...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私はごく単純に耳目を喜ばす美しいもの...
夏目漱石 「創作家の態度」
...西蔵へ潜入する異邦人を監視する耳目(じもく)なので...
久生十蘭 「新西遊記」
...そこで草臥(くたびれ)た高慢の中にある騙(だま)された耳目は得(う)べき物を得(う)る時無く...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...いつまで幕府の耳目を免れているはずはない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...耳目をしびれさせたのも...
吉川英治 「上杉謙信」
...――何でわざわざ人の耳目を引くような大人数をうごかそうや...
吉川英治 「私本太平記」
...世の耳目(じもく)から遠ざかって...
吉川英治 「新書太閤記」
...何で梁山泊の油断なき耳目(じもく)がこの情報をつかまずにいようやである...
吉川英治 「新・水滸伝」
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