...彼は周りの耳目を集めた...
...その事件は国民の耳目を引いた...
...彼女は注目を集める耳目を持っている...
...会議での彼の発言は参加者の耳目を集めた...
...テロ事件が起こったため、世界中の耳目がその地域に向けられた...
...巧に先方の耳目を瞞著したおかげである...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...近體新聲の耳目に嫺はざるを以て...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それから艦内をゆるがす振動音などが乗組員たちの耳目をうばっているにすぎないが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...「学位売買事件」というあまり目出度(めでた)からぬ名前の事件が新聞社会欄の賑(にぎ)やかで無味な空虚の中に振り播(ま)かれた胡椒(こしょう)のごとく世間の耳目を刺戟した...
寺田寅彦 「学位について」
...天下の耳目に彰々として現はれ來れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て頗る世間の耳目を驚かしたるものゝ如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...徒に世の耳目をひくが如き事は余の好まざる所なれば...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...第十五章 逆上を警(いまし)む世界の耳目(じもく)を集中さした共和党の大会大正(たいしょう)元年(がんねん)の夏のころ...
新渡戸稲造 「自警録」
...世の耳目を集めたうえに...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...わが永遠の耳目を充たすであらうことを誰が否定し得ようか...
波多野精一 「時と永遠」
...皆是人の耳目鼻口に慣るゝと慣れざるとに由て然るのみ...
福澤諭吉 「肉食之説」
...天下の耳目(じもく)は政府の一方に集り...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その時に千両の紙と云(い)うものは実に人の耳目(じもく)を驚かす...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...耳目鼻口の慾を制限したるより気狂ひとなりたる例は稀ならぬことにて...
正岡子規 「読書弁」
...一つとして人の耳目を驚かさゞるものなければ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...それがしの耳目(じもく)となっておる放免(ほうめん)(目明し)どもはみな賢い奴...
吉川英治 「私本太平記」
...天下の耳目(じもく)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下の耳目も吾々に期待していたろうが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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