...彼は周りの耳目を集めた...
...その事件は国民の耳目を引いた...
...彼女は注目を集める耳目を持っている...
...会議での彼の発言は参加者の耳目を集めた...
...テロ事件が起こったため、世界中の耳目がその地域に向けられた...
...此の一喝された瞬間のタヂ/\となつた容子やテレがくしのゲラ/\笑ひは今でも耳目の底に残つてゐる...
内田魯庵 「人相見」
...彼は法便を使用し民の耳目(じもく)を驚かして世を救わざるべし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...聞くコンスタンチン大帝以後天下の耳目に著明なるの戦争二八六戦...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その高徳の評判は人の耳目を驚かすやうになつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...一時世間の耳目を聳動(しょうどう)させた疑獄事件に連坐して刑罰を受けた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...花の都に名を擧げて世間の耳目を集むるほどの事は...
樋口一葉 「花ごもり」
...さらに天下の耳目を驚かすほどの事に非ず...
福沢諭吉 「学問の独立」
...一切(いっさい)万事(ばんじ)控目(ひかえめ)にして世間の耳目(じもく)に触(ふ)れざるの覚悟(かくご)こそ本意なれ...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...逍遙子がシエクスピイヤの戲曲を評せし言葉の天下の耳目を驚かしゝは抑(そも)何故ぞや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...世の耳目(じもく)を驚(おどろか)した人で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...汝が耳目壅(ふさが)れり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...警鐘を鳴らし危険を叫んで耳目を一点に集める...
山本周五郎 「新潮記」
...自分の芸の欠点を最も看破し易い位置に座っている監督の耳目に対して責任を負いつつ舞い謡うのが正直と思う...
夢野久作 「能とは何か」
...世界の耳目を震撼させたあの一瞬を思ひ...
吉川英治 「折々の記」
...禁中もことごとく曹操の耳目と思ってよいほどであるぞ」「お案じ遊ばしますな...
吉川英治 「三国志」
...世上の耳目(じもく)も気づかぬうちに...
吉川英治 「三国志」
...耳目のうるさいこの御府内...
吉川英治 「私本太平記」
...相当世間の耳目を聳動(しょうどう)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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