...この習慣は、古代中国で起源を持ち、耳朶の形状を通じて個体識別をしていました...
...それは即座に耳朶(みみたぶ)をつかむので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの餓鬼め」康おじさんはみんなが耳朶(みみたぶ)を引立てているのを見て...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...」「耳朶(みゝたぶ)に怪我をしたものだから...
薄田泣菫 「茶話」
...春風に似て春風よりも少しねばつこいやうな風が浦島の耳朶をくすぐつてゐるだけである...
太宰治 「お伽草紙」
...春風に似て春風よりも少し重たい風が耳朶をなぶる...
太宰治 「お伽草紙」
...私の耳朶(じだ)を打ってきたのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...彼の右の耳朶(みゝたぼ)を...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...格恰のいい耳朶の端が...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...耳朶が一寸美しい...
豊島与志雄 「女客一週間」
...白い耳朶(みみ)が彼女の細りした頸(うなじ)の上に...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...耳朶(みみたぶ)の後ろから手笠をもって引立てて見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...余の耳朶(じだ)を叩(たた)いて去る後(あと)で...
夏目漱石 「思い出す事など」
...圧(お)し付けられた手の痕(あと)を耳朶(みみたぶ)共にぽうと赤く染めている...
夏目漱石 「虞美人草」
...欣ぶが」「思うてもみい! 刑部」三成の耳朶(みみ)は...
吉川英治 「大谷刑部」
...そのかわりに……」翡翠(ひすい)の雫(しずく)の滴(したた)っている耳朶(じだ)を桃いろにして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...父皇の前だといつもこうすぐ耳朶(じだ)を紅くする...
吉川英治 「私本太平記」
...村田氏は構わず春日とネネの耳朶(みみたぶ)から一滴ずつの血を載物硝子(さいぶつガラス)の上に採ると...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...ぽーっと耳朶(みみたぼ)の赤らむのを感じて...
蘭郁二郎 「鱗粉」
ランダム例文:
検注 これ以上残念なことはない お好きなように
便利!手書き漢字入力検索