...この習慣は、古代中国で起源を持ち、耳朶の形状を通じて個体識別をしていました...
...お前の世嗣(よつ)ぎは断(た)えてしまうぞ」阿Qの耳朶(みみたぶ)の中にはこの声が確かに聞えていた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...あの餓鬼め」康おじさんはみんなが耳朶(みみたぶ)を引立てているのを見て...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...中馬には片つ方の耳朶(みゝたぶ)が無い...
薄田泣菫 「茶話」
...下品な耳朶を若い男にしゃぶらせている...
豊島与志雄 「朝やけ」
...彼女は彼の耳朶を指先でもてあそぶのが好きでした...
豊島与志雄 「土地に還る」
...そして耳朶の恰好がたいへん美しく整っている...
豊島与志雄 「程よい人」
...黒い房々とした髪の間から白い耳朶(みみ)が覗いていた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...今はその指先と耳朶(みみ)とであった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...やがて日永(ひなが)の窓に赤くなった耳朶(みみたぶ)のあたりを...
夏目漱石 「虞美人草」
...耳朶(じだ)が半分だなどいう特徴の一端を挙げずに...
新渡戸稲造 「自警録」
...桃色の耳朶(みみたぶ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...のんびりした耳朶(みみたぶ)とを持っている...
長谷川時雨 「市川九女八」
...折柄ひゞき来る蜩笛の寂しい音色は卅年を経た今日と雖も私は歴々と此を耳朶に蘇らすことができる...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...少し耳朶を赤くしました...
宮本百合子 「いとこ同志」
...耳朶(みゝたぶ)にはアウリカルクムの輪が嵌めてある...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...耳朶(みみたぶ)を染めながら嬉気に頬笑んだ...
山下利三郎 「誘拐者」
...若林博士は依然として旧式聴診器(ステトスコープ)に耳朶(みみたぶ)を押当てたまま...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ぽーっと耳朶(みみたぼ)の赤らむのを感じて...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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