...ひどく耳ざわりだった...
海野十三 「蠅」
...耳ざわりな悪魔的な声で咆(ほ)えながらシャコその他の猟鳥をさがして雪の外殻のうえをうろつくのを聞いた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あいつの言い草が耳ざわりになってたまらん」主膳は噛んで吐き出すように...
中里介山 「大菩薩峠」
...オレの下駄だってえばよう」下卑た声が甚だしい耳ざわりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...お耳ざわりになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...初端(しょっぱな)から終りまで唄って聞かせてくれ」「お耳ざわりで恐れ入りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうしてるとこをみつけられると煩(うる)さいんだからさ」声も耳ざわりのいい東京弁だが...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...耳ざわりとなるほど多いのである...
新渡戸稲造 「民族優勢説の危険」
...司祭が耳ざわりな話をもちだして...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...あるいは一人の証人の言うところによれば耳ざわりな...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
... はらぺこの シンプキンには ぜんぶが ちょっと 耳ざわり!とりわけ 木の こうしまどの むこうから 聞こえてくる きんきん声に がまんできません...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...耳ざわりと思召せば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...耳ざわりでならん...
三好十郎 「斬られの仙太」
...耳ざわりでならん...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...人々が耳ざわりな顔を示したので...
吉川英治 「三国志」
...とんだお耳ざわりであったろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...それが耳ざわりで寝られないのか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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