...持久戦争中でも消耗戦略の機動主義に傾くは自然と云うべきである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...五歳も六歳も年齢をとったかのように消耗していた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...彼のあらゆる精力と神経とを消耗(しょうもう)しつくしていた...
海野十三 「電気看板の神経」
...何にも……」と蜂矢は首を左右に振り「非常に体力を消耗していますよ...
海野十三 「四次元漂流」
...消耗性の虚脱感まで伴っていた...
豊島与志雄 「失われた半身」
...勢力を消耗されるばかりだ...
野上豊一郎 「闘牛」
...徒(いたず)らに消耗された事を思い嘆くあまりの...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...ついに心神耗弱したるコントラ・バスの研究生狐(きつね)のコン吉氏は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...おそらく肉体の力は消耗し破壊されるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...むしろそれを収める鞘を消耗させてしまう傾向がある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...したがって農民の買わなければならない消耗品が欠乏する...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...今は実に消耗的なのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歯の斜(ななめ)に踏み耗(へ)らされた...
森鴎外 「百物語」
...この炎は腕の力を鈍らせ消耗する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...躰力(たいりょく)も気力も消耗しつくしたらしい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...躰力(たいりょく)が残りなく消耗したようで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...決して全能を消耗しきってはいない...
吉川英治 「私本太平記」
...精神の消耗につかれることには変りがない...
吉川英治 「新書太閤記」
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