...目下われらが考えおる日本の消耗戦争は作戦地域の広大なるために来たるものにして...
石原莞爾 「戦争史大観」
...消耗戦略問題でデルブリュック教授と頻りに論争したのであるが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...私はだん/\生活力が消耗してゆくのを感じないではゐられない...
種田山頭火 「行乞記」
...電池を消耗するから時報と天気予報以外は聞かないのだという...
寺田寅彦 「小浅間」
...おそらく一生を放浪の旅に消耗(しょうもう)しなければなるまい...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...然し耗っても錆(さ)びても...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼等がどれほどの気魄(きはく)を消耗(しょうこう)せねばならぬかを思うとき...
夏目漱石 「思い出す事など」
...またもう一つの方はこれとは反対に勢力の消耗をできるだけ防ごうとする活動なり工夫(くふう)なりだから前のに対して消極的と申したのであります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...われ/\は××の名の下にどんなに愛撫したことだらう!この旗を僕のマンフレッドはユングフロウの思索の窓に掛けた祖国をはなれた緩衝帯の陰謀的生活は第七の天国と同じく第七の魔女をカルナボリを消耗するほどの誇張的昂奮と独身めくほど強烈な浪漫的衣裳とでのしかゝりながら熱愛したのだ!この旗を 僕のドンジュアンは世界を僕のハアロウにする旗じるしとした僕は脂粉やけのした婆あや...
槇村浩 「長詩」
...無私無慾に自己を消耗し犠牲にしているという意識が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...「結局人間は自分の体力を消耗して生きなきやなりまへんな...
宮地嘉六 「老残」
...それから後の消耗の大さに対して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二つとも根本的には現実に対する「火」の消耗から来ている...
三好十郎 「恐怖の季節」
...私はこの儘だと体力の消耗が烈しく精神的の萎縮(いしゅく)が甚だしい...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...それは単に消耗品に過ぎなく...
柳宗悦 「樺細工の道」
...犬共は疲れ果て消耗して惨めな状態に陥つていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...たいへんな数を消耗する...
吉川英治 「私本太平記」
...これの消耗(しょうもう)を...
吉川英治 「新書太閤記」
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