...戦略に於ける「殲滅戦略」「消耗戦略」との間の区別を明らかにすることにした...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「殲滅戦争」「消耗戦争」の名称を「決戦戦争」「持久戦争」に改めたのは満州事変以後のことである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...この消耗が恢復せず...
海野十三 「恐しき通夜」
...毎日々々夜が明けると十三円余りずつの損耗になる勘定で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...然し耗っても錆(さ)びても...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私たちの体力を極度に消耗せしめた...
永井隆 「長崎の鐘」
...彼等がどれほどの気魄(きはく)を消耗(しょうこう)せねばならぬかを思うとき...
夏目漱石 「思い出す事など」
...昔の人間と今の人間がどのくらい幸福の程度において違っているかと云えば――あるいは不幸の程度において違っているかと云えば――活力消耗活力節約の両工夫において大差はあるかも知れないが...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...一代の画工が精力を消耗(しょうこう)して変化を求めた顔でも十二三種以外に出る事が出来んのをもって推(お)せば...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...実に三百耗の差あり勿論夏期とてもなお同様なりといえども...
野中到 「寒中滞岳記」
...「………その人は消耗された精神と肉体とを抱いて生きてをりました...
原民喜 「雲雀病院」
...然し幾分かは消耗がある...
正木不如丘 「健康を釣る」
...所過のところに、その家耗散して、愛見の魔となりて、如来の種を失せん...
三木清 「親鸞」
...その間で消耗してゆく心持...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今は実に消耗的なのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歯の斜(ななめ)に踏み耗(へ)らされた...
森鴎外 「百物語」
...武功と取り換える消耗はつねに巧く逃げている...
吉川英治 「私本太平記」
...しかしもし機械の損耗磨滅が大きく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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