...遂にピーター大帝の消耗戦略に敗れたのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...どのみち消耗品として死なねばならぬことは判っていたんだから...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...何にも……」と蜂矢は首を左右に振り「非常に体力を消耗していますよ...
海野十三 「四次元漂流」
...消耗されるのです...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...電池を消耗するから時報と天気予報以外は聞かないのだという...
寺田寅彦 「小浅間」
...鉄だァて使(つか)や耗(へ)るからナ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...たった一人野らに居た一剋者の太十はこうして僅かの間に彼の精神力は消耗した...
長塚節 「太十と其犬」
...憂ひに沈み衰耗し果てる口なき馴染みのかの水※(ヒイドル)...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...それが「円妙精美のものを発揮し去り流動し去り消耗し去らずにはおらぬところ」を感得することが出来るであろう...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...また自ら進んで適意の刺戟を求め能(あと)うだけの活力を這裏(しゃり)に消耗して快を取る手段との二つに帰着してしまうよう私は考えているのであります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...これらは説明するがものはないことごとく自から進んで強(し)いられざるに自分の活力を消耗して嬉(うれ)しがる方であります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...消耗しきつてしまつた維新後の廿七年を...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...少しも労力の消耗がなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...われ/\は××の名の下にどんなに愛撫したことだらう!この旗を僕のマンフレッドはユングフロウの思索の窓に掛けた祖国をはなれた緩衝帯の陰謀的生活は第七の天国と同じく第七の魔女をカルナボリを消耗するほどの誇張的昂奮と独身めくほど強烈な浪漫的衣裳とでのしかゝりながら熱愛したのだ!この旗を 僕のドンジュアンは世界を僕のハアロウにする旗じるしとした僕は脂粉やけのした婆あや...
槇村浩 「長詩」
...苦労になって血まで耗(へ)る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...犬共は疲れ果て消耗して惨めな状態に陥つていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...たいへんな数を消耗する...
吉川英治 「私本太平記」
...またはむしろ耐久的資本及び消耗的資本への資本の分割が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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