...後にこの太陽の平均温度が下降し始めるようになってからこのエネルギーが熱量の消耗を補給するために徐々に使用され...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...徒らに範囲拡大のために力を消耗することは...
石原莞爾 「最終戦争論」
...大王の消耗戦略からナポレオンの殲滅戦略への変化は欧州大戦の変化とともに軍事上最も興味深い研究なるべしと信じ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...すなわちフリードリヒ大王即位(一七四〇年)当時の用兵は持久戦争中の消耗戦略中...
石原莞爾 「戦争史大観」
...敵の勢力を消耗した好機に乗じ攻勢に転ずるいわゆる「火力主義の攻勢防禦」を大規模にした形で最後の勝利を得たのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...彼はやっぱり肚が耗(へ)っていた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...そんなにしばしば補給を要する肉体的生命の消耗と衰弱とは奇蹟的に緩和され活力が維持された...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...幼年時代の消耗し凋(しぼ)みはてた魂が剥落(はくらく)するのを見ながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...外(はず)れた数の損耗で...
中里介山 「大菩薩峠」
...大變な損耗(そんもう)であつたといふことで」「ひどい事をする野郎だな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高慢ともいうべき心のゆるみ(われわれは普通に精神の耗弱といっているが)のために...
久生十蘭 「悪の花束」
...精力を消耗させて...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...長い一般的な飢饉に次いで消耗性の悪疫が起り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのためその身体は自然の指示する時期以前に衰耗してしまう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...所過のところに、その家耗散して、愛見の魔となりて、如来の種を失せん...
三木清 「親鸞」
...心身消耗という感じでそれからはよく眠ったらしい...
山本周五郎 「菊千代抄」
...だいぶ意気は消耗したろう...
吉川英治 「上杉謙信」
...白磁の牡丹にうつつな眸を消耗したまま蒼白(あおじろ)い秘密の夢をみているのだった...
吉川英治 「親鸞」
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