...敵将ダウンの消耗戦略巧妙を極めて大王を苦しめ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...国民軍隊となった一七九四年以後も消耗戦略の旧態は改める事がなかった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...一同磨(と)ぎ耗(へ)らした鎌で遠慮会釈(えしゃく)もなく切払う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...精神力の消耗の故であろうか...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...消耗し尽した生命であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...外(はず)れた数の損耗で...
中里介山 「大菩薩峠」
...兩方(りやうはう)が疲憊(ひはい)して勢(いきほひ)を消耗(せうまう)する季節(きせつ)の變化(へんくわ)を見(み)るまでは其(そ)の爭(あらそ)ひは止(や)むことがない...
長塚節 「土」
...その円妙精美のものを発揮し去り流動し去り消耗し去らずには居らぬところを...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...バネ仕掛けの人形のように飛上っては体力の最後の消耗のために...
野村胡堂 「死の舞踏」
...一日ごとに消耗して...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...探しているのは消耗して失くした若さですよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...然し幾分かは消耗がある...
正木不如丘 「健康を釣る」
...消耗熱で紅く燃えているのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...ここで恩給を消耗している...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...※は耗(こう)で鼠は物を耗(へら)し虚(むな)しくする...
南方熊楠 「十二支考」
...今は実に消耗的なのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...苦労になって血まで耗(へ)る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その消耗からくる国の疲弊は...
吉川英治 「三国志」
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