...而も障子を締めても雨戸を閉しても一家を包圍する自然の情調は遠慮なく室内に侵入して來るのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...而もたった数年前...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...而も彼は躊躇せず...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...而も、一個の条件の下に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...科学的に而も大衆的に...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...而もシュトゥンプフの批難するように例えば時間を取って来るにしてもヘルバルトの空間に就いての説明をそのまま繰り返すことが出来るであろう...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...――位階勲等もない而も田舎の小学校の先生が...
戸坂潤 「社会時評」
...而もこれこそが「存在」の世界に冠たる優れた概念でなければならないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...而も「空間は対象として表象される時(それは実際幾何学で必要なことであるが)それは直観の単なる形式以上のものを含む」(同上)...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...而も子が心機一転の喜劇を演じたる瞬間に於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...くっきりと而も遠く浮出していた...
豊島与志雄 「丘の上」
...而も今日の条件は深刻に悪化している...
豊島与志雄 「今日の条件」
...而もそこに朗かに立ってる彼女は...
豊島与志雄 「死の前後」
...而も、私の方をじっと眺めている...
豊島与志雄 「憑きもの」
...而もその服罪の仕方は維新の際の東北諸藩の家老等と同樣であるにかゝはらず...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...かの単なる多血質な人間を嗤(わら)ふに値ひする或る心の力――十分勇気を持つてゐて而も馬鹿者が軟弱だと見誤る所のもの...
中原中也 「我が生活」
...而も彼女はひどく美しいのだ...
蘭郁二郎 「植物人間」
...而も一向にこちらの事にはお察しのつかぬ人たちだつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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