...而も未だ實行し得ないところであるから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...而も其勇武は、常規を離れて乱暴と変じ、次第に増長して止る所を知らず...
高木敏雄 「比較神話学」
...而もその方法は物理学にのみ固有なそれでなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...而もこの新しい労働者技術家の養成と教育とに取っては...
戸坂潤 「技術の哲学」
...而もこの質的相違を自然史の量的推移の必然的な結果として理解するのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そうした意識形態は統一的でありながら而も主観的にしか過ぎない世界観を内容としている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夫は云わば白昼に於ける堂々たる出版物だと云うよりも一見目立たずに而も絶大な的確な効果を持つ処のやり方なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...而も一旦この条件が発生した以上...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...而もヂルクは内閣に座次を有せざれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も閣下が自ら天下に宣言したる言責を実行せずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も、最も悪いことには、喜久子も中野も或は面白がって承知するかも知れなかった...
豊島与志雄 「朝やけ」
...而も火山はああいうことをして...
豊島与志雄 「自由人」
...而も一度決定した地位からは容易にぬけ出せなかった...
豊島与志雄 「波多野邸」
...その晴やかな而も憂わしい笑顔を思い浮べたりすると...
豊島与志雄 「道連」
...而も富永一家は仲基のみでなく...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...而も今までの私が決して聞かなかつたやうな...
南部修太郎 「疑惑」
...而もどの程度に失っているかという事は実際...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...而も遂に餓死せり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
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