...それに知覚も全く魯鈍になって耄碌し...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...老耄が生れ代ると業で女になるんだ...
有島武郎 「かんかん虫」
...あの図太い老耄(おいぼれ)奴(め)...
海野十三 「軍用鼠」
...富岡鉄斎11・5(夕)画家(ゑかき)仲間の達者人(たつしやじん)といはれた富岡鉄斎翁も近頃大分(だいぶん)耄(ほう)けて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...どうやら山頭火耄碌らしいぞ!猫のいやらしさ...
種田山頭火 「其中日記」
...耄碌(もうろく)した貴族どもで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この慈善顔をした老耄めのな...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...老耄(おいぼれ)の乞食(こじき)めが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...老耄(おいぼれ)めが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――親父の源太郎は今こそ老耄(おいぼ)れた顏をして居るが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すつかり耄碌(まうろく)して何んにも判らないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「きつとあの耄碌爺さんが踊りだすから!」どうだらう! 兄がさう言ふか言はぬに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...気はたしかでしょうな」耄(ぼ)けなさるな――と言外に含ませて...
本庄陸男 「石狩川」
...すっかり老耄れたという言葉が...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...算盤(そろばん)に合わない話かわからないほど耄碌(もうろく)いたしてはおりませぬつもりなんで……ヘイ...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...ロダン翁は老齢(とし)の所為(せゐ)で少し日常の事には耄碌(まうろく)の気味だから...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...やくたいもない耄碌(もうろく)をば...
吉川英治 「平の将門」
...耄碌(もうろく)されてしまったので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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