...変てこな装置を考案する才能を持っていて...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...探偵作家は動機そのもののトリックを考案するようになった...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そのほかになにも考案することはなからうと思つた...
小穴隆一 「二つの繪」
...こういう考案をするのは丁度われわれが何かちょっとした器械でも考案する場合といくらか似たところのある仕事で...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...余の考案する処は自動車を以て車と茶室とを兼用せしめんとするなり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...さてわが新機軸を考案する...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...その頃は物理現象を説明するに模型を考案することが流行した...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...来たには来たが彼は話材を考案する余裕を持つことなしに来たことを彼は社長の庭園のお世事を言つてしまつた時に気付いた...
中原中也 「蜻蛉」
...彼氏自ら苦心考案するところの略字...
秘田余四郎 「字幕閑話」
...一つの新しい仮説を考案する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...字母で文句を綴る西洋で代数記号がその代表する数量の名称そのままのものを使用することができないので記号の使用を考案することが至難であったのと同日の談ではない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...しかる後その救済策を考案するのは立法府の仕事である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??