...われながら考えのないことをしたものかなと...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...この二つの考えのない人...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...ほんとに何(なん)て考えのないママだろう!壁(かべ)の向こうでは...
ソログーブ・フョードル 米川正夫訳 「身体検査」
...どうせ私は馬鹿でやくざで考えのない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...前後(あとさき)の考えのない父親がこう言って主張した...
徳田秋声 「足迹」
...考えのない私はこういう問いに答えるだけの用意を頭の中に蓄えていなかった...
夏目漱石 「こころ」
...また健脚を誇る考えのないことなどは心のうちにおかない...
新渡戸稲造 「自警録」
...ものわかりはよいが深い考えのない...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...白々とした考えのない涙が...
林芙美子 「新版 放浪記」
...白々とした考えのない涙が...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...――あなたご自身がいわれたように――私が絶望のあまり考えのないことをしでかすことを防ぐためだったんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...こんな考えのない...
火野葦平 「花と龍」
...まんざら考えのないこともないのだ...
吉川英治 「剣難女難」
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