例文・使い方一覧でみる「老躯」の意味


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...そのほか父はその老躯(ろうく)をたびたびここに運んで...   そのほか父はその老躯をたびたびここに運んでの読み方
有島武郎 「小作人への告別」

...老躯と僅少なる資金と本より全成効を得(う)べからざるも...   老躯と僅少なる資金と本より全成効を得べからざるもの読み方
関寛 「関牧塲創業記事」

...「明日(あした)! 明日!」と苦笑して手を振りながら博士は老躯(ろうく)の腰を叩いて起ち上った...   「明日! 明日!」と苦笑して手を振りながら博士は老躯の腰を叩いて起ち上ったの読み方
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」

...彼れは老躯を起して故郷に歸れり...   彼れは老躯を起して故郷に歸れりの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...老躯(ろうく)杖をたよりに墓をさぐりに出づべき時節なれ...   老躯杖をたよりに墓をさぐりに出づべき時節なれの読み方
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」

...特に私のために老躯を提げてチェアマンになつてくれて...   特に私のために老躯を提げてチェアマンになつてくれての読み方
野上豐一郎 「「西洋見學」はしがき」

...老躯を提げて唯一人で猛牛に立ち向い...   老躯を提げて唯一人で猛牛に立ち向いの読み方
野上豊一郎 「闘牛」

...彼は痼疾(こしつ)の中風症に震える老躯(ろうく)を数人の使部(しぶ)に護(まも)られて...   彼は痼疾の中風症に震える老躯を数人の使部に護られての読み方
横光利一 「日輪」

...なおその老躯を震わせながら彼らにいった...   なおその老躯を震わせながら彼らにいったの読み方
横光利一 「日輪」

...よい死場所こそ欲しいものよ」彼もまた、やがて鞭うって後に続き、なおその老躯を、追撃戦の中に働かせていた...   よい死場所こそ欲しいものよ」彼もまた、やがて鞭うって後に続き、なおその老躯を、追撃戦の中に働かせていたの読み方
吉川英治 「三国志」

...老躯の、しかも大納言ともある身で、こんなさい、関東のまッただ中へ、しのび下向を踏み切って来るなど、よほどな勇気と目的でなければならぬはずだった...   老躯の、しかも大納言ともある身で、こんなさい、関東のまッただ中へ、しのび下向を踏み切って来るなど、よほどな勇気と目的でなければならぬはずだったの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...病後の老躯を、お長屋から這いだして、馬で飛ぶ村松喜兵衛(むらまつきへえ)...   病後の老躯を、お長屋から這いだして、馬で飛ぶ村松喜兵衛の読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...もう六十に近い老躯(ろうく)に...   もう六十に近い老躯にの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...老躯を押しつける事はできなかった...   老躯を押しつける事はできなかったの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...あの老躯をひっさげて...   あの老躯をひっさげての読み方
吉川英治 「親鸞」

...書きながら自分の少年期や老躯の中の童心がよび起こされるからだと思う...   書きながら自分の少年期や老躯の中の童心がよび起こされるからだと思うの読み方
吉川英治 「随筆 新平家」

...何といっても老躯である...   何といっても老躯であるの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...有力な生証拠とすることができる!駈けた!老躯(ろうく)をわすれて...   有力な生証拠とすることができる!駈けた!老躯をわすれての読み方
吉川英治 「牢獄の花嫁」

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