...そのほか父はその老躯(ろうく)をたびたびここに運んで...
有島武郎 「小作人への告別」
...老躯と僅少なる資金と本より全成効を得(う)べからざるも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...「明日(あした)! 明日!」と苦笑して手を振りながら博士は老躯(ろうく)の腰を叩いて起ち上った...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...彼れは老躯を起して故郷に歸れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...老躯(ろうく)杖をたよりに墓をさぐりに出づべき時節なれ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...特に私のために老躯を提げてチェアマンになつてくれて...
野上豐一郎 「「西洋見學」はしがき」
...老躯を提げて唯一人で猛牛に立ち向い...
野上豊一郎 「闘牛」
...彼は痼疾(こしつ)の中風症に震える老躯(ろうく)を数人の使部(しぶ)に護(まも)られて...
横光利一 「日輪」
...なおその老躯を震わせながら彼らにいった...
横光利一 「日輪」
...よい死場所こそ欲しいものよ」彼もまた、やがて鞭うって後に続き、なおその老躯を、追撃戦の中に働かせていた...
吉川英治 「三国志」
...老躯の、しかも大納言ともある身で、こんなさい、関東のまッただ中へ、しのび下向を踏み切って来るなど、よほどな勇気と目的でなければならぬはずだった...
吉川英治 「私本太平記」
...病後の老躯を、お長屋から這いだして、馬で飛ぶ村松喜兵衛(むらまつきへえ)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...もう六十に近い老躯(ろうく)に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...老躯を押しつける事はできなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あの老躯をひっさげて...
吉川英治 「親鸞」
...書きながら自分の少年期や老躯の中の童心がよび起こされるからだと思う...
吉川英治 「随筆 新平家」
...何といっても老躯である...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...有力な生証拠とすることができる!駈けた!老躯(ろうく)をわすれて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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