例文・使い方一覧でみる「老生」の意味
スポンサーリンク...結局老生の精神は毫も変ずる事なく... 
大鹿卓 「渡良瀬川」
...之を以て直ちに老生の武術に於ける才能の貧困を云々するは早計にて...
太宰治 「花吹雪」
...老生の初陣を慶祝するが如き風情に有之候...
太宰治 「花吹雪」
...老生はただちに身仕度を開始せり...
太宰治 「花吹雪」
...いずこもただ白皚々（はくがいがい）の有様に候えば老生いささか狼狽仕り...
太宰治 「花吹雪」
...老生のこのたびの浅慮の覆轍（ふくてつ）をいささか後輪の戒となし給い...
太宰治 「花吹雪」
...彼自（みず）から記して曰く、「前日、某氏の別筵（べつえん）に、一老生、佯（いつわ）りて酔態を作（な）し、抗然として坐客を品題して曰く、某は十万石の侯なり、某は十五万石の侯なりと...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ああ一老生及びその主とその賓と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然（しか）れども吾人（ごじん）を以てこれを見れば、一老生の言、実に彼が急所を刺すものあるを覚う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...老生のみを槍玉に挙げようとする策略...
直木三十五 「南国太平記」
...老生が強くうたれたのは...
久生十蘭 「手紙」
...今又老生と諸君と共に老却したり...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...老生の生前に於（おい）て之を喜ぶのみならず...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...老生が眞實の目的を申せば...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...老生の生前に於て之を喜ぶのみならず...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...そして右同氏の書面には「老生事多少たりとも文献報国の微忱（びしん）不禁此度び現代各階級より御高齢の諸名士一百人を厳選仕りその各位より健康長寿に干する御感想を伺いそれを取り纏めて一本として最も近き将来に出版仕度存候」とあった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...「先達ては老生の面倒なる御願に対し早速御調査詳細の御回答下され難有存候...
森於菟 「放心教授」
...茶の味とでもいおうか、さらさらと墨も淡（うす）く、御会（ごえ）しゃく、度々、痛み入り候、老生、あいにく先頃より風邪ぎみ、年老（としよ）りの水ばなよりは、清純一枝の芍薬こそ、諸君子の旅情を慰め申すに足るべく、被存（ぞんぜら）れ候まま、花に花持たせて、お詫びにつかわし候...
吉川英治 「宮本武蔵」
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