...2赤兒を豺狼の群に投ずるは愚人の事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...一たび鈎を投ずるを惜むこと金の如く...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...かつ容赦のない闘いに身を投ずるのだ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...唯逃亡の際物を投ずるの一条は...
高木敏雄 「比較神話学」
...おのれの面上に汚き石を投ずる...
太宰治 「もの思う葦」
...いよいよ大海に投ずる手筈となっているのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...斯う言って先方(さき)の意に投ずるように聞くと...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...賛成でも不賛成でもない白票を投ずるかの他はないのである...
戸坂潤 「社会時評」
...一般の人の弱点嗜好(しこう)に投ずると云う大きな意味で...
夏目漱石 「道楽と職業」
...之を海に投ずるに異ならず...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...一方には脱走して賊軍に投ずるがあるかと思えば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...天井も床も四方の壁も凡て凸凹な鏡で張り詰めた小さな正立方体の部屋が重刑者を投ずる牢で...
牧野信一 「鏡地獄」
...走者(ラナー)の第三基に向って走る時球を第三基人に投ずると...
正岡子規 「ベースボール」
...この外投者は常に走者に注目し走者基(ベース)を離るること遠き時はその基に向って球を投ずる事等あり...
正岡子規 「ベースボール」
...才能ある人で後者の研究よりも前者の研究に時間を投ずるものの方が多いのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いま西洋に於ける年代計算に眼を投ずるならば...
三木清 「歴史哲學」
...ただし「魚鳥の肉を火に投ずるときは...
柳田国男 「山の人生」
...けだし地主が彼れの土地に多額の貨幣を投ずるか否かは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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