...やはり将来は作家仲間に身を投ずる意志があるらしかつた...
芥川龍之介 「秋」
...時好に投ずることのみを目的としてゐる作者は別として...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...ついにはそこに君の全身を投ずるの冒険をあえてさせるまでに進んで来さえすれば...
大杉栄 「男女関係について」
...唯逃亡の際物を投ずるの一条は...
高木敏雄 「比較神話学」
...上記の品々を納め明日大海に投ずることといたします...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...これで何故我々が前便をただちに海に投ずることをせず...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...たとえば天を仰ぎて石を投ずるものあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...頗る一時の人心に投ずるものありと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然らずむば憲政本党に投ずるの外ある可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼らの輝きはその従者らに紅の光を投ずる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それに投ずることであたかもすべての問は掃蕩されつくしたるごとくその進行を停止している...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...物好きな婦人方の人気に投ずるところなのだ……」「それで……」深山茂の顔には...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...之を海に投ずるに異ならず...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...部員の全部を挙げてこのリィド事件に投ずるをも辞せない覚悟である...
牧逸馬 「土から手が」
...投者(ピッチャー)は打者に向って球を投ずるを常務と為(な)す...
正岡子規 「ベースボール」
...この問題に若干の光明を投ずることとなろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしより多量の肥料と労働を投ずることが出来ればこれは極めて大きな改良の余地があるものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私は「書後」の筆を投ずるに臨(のぞ)んで敬(つゝし)んで君の健康を祝する...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
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