...あたかも入学試験の及第者が喜び勇んで及第者の群に投ずるような気持で...
石川啄木 「性急な思想」
...ついにはそこに君の全身を投ずるの冒険をあえてさせるまでに進んで来さえすれば...
大杉栄 「男女関係について」
...唯逃亡の際物を投ずるの一条は...
高木敏雄 「比較神話学」
...これで何故我々が前便をただちに海に投ずることをせず...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...わが手に神明の投ずるものは一として...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...たとえば天を仰ぎて石を投ずるものあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...智者は機に投ずるを貴ぶ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然らずむば憲政本党に投ずるの外ある可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一のリズムに身を投ずることである...
豊島与志雄 「幻覚記」
...逃走者がセーヌ川に身を投ずるか川岸通りによじ上るかすれば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われは意気相投ずるを待って...
福田英子 「妾の半生涯」
...投者(ピッチャー)は打者に向って球を投ずるを常務と為(な)す...
正岡子規 「ベースボール」
...才能ある人で後者の研究よりも前者の研究に時間を投ずるものの方が多いのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...投ずるに金銀を以て皆然(しか)り...
南方熊楠 「十二支考」
...それに万金を投ずる者があると知らせたら...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それを獲得するに必要な労働を投ずる気になりさえするならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだし地主が彼れの土地に多額の貨幣を投ずるか否かは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そのいずれが飢餓に服すべきかを決定するために骰子(さいころ)を投ずるようには命ぜられてはいない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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