...彼は老獪な手口で相手を騙した...
...老獪な男性にはひっかからないように気をつけなければ...
...その詐欺師は老獪な手段を使って多くの人をだました...
...今回の事件は、犯人の老獪なやり方が原因だ...
...彼女は老獪な戦術で競争相手を打ち負かした...
...すぐ老獪(ろうかい)なとぼけた顔になって...
梅崎春生 「日の果て」
...眼を細めた老獪(ろうかい)な表情でじっと眺めていました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...老獪な判官たちの前に引きだされ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...老獪(ろうかい)なだけなんだ...
太宰治 「乞食学生」
...奸黠老獪(かんかつろうかい)外交の本家本元ではありながらも...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...老獪(ろうかい)な元就はそのめくら法師が敵方の廻し者であることを感づきつゝ反間苦肉の策謀を運(めぐ)らし...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...この上なく老獪な欺瞞者が存している...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...老獪にして野心深く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...とはいへ彼らの老獪な詭弁も到底単純無垢な子供の慈悲心をくらますことができないのをみ...
中勘助 「銀の匙」
...老獪(ろうかい)な信玄と...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを輔(たす)ける・しかつめらしい老獪(ろうかい)な上卿(しょうけい)・孔叔圉(こうしゅくぎょ)(自分の姉の夫に当る爺さんだが)の下で...
中島敦 「盈虚」
...老獪(らうくわい)無比の岡つ引きが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外に何んか手掛りがあるだらう」三輪の萬七の老獪(らうくわい)さが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――老獪(ろうかい)な...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...工部局の老獪(ろうかい)さは...
横光利一 「上海」
...老獪(ろうかい)な家康が...
吉川英治 「新書太閤記」
...老獪な彼である...
吉川英治 「平の将門」
...どれほどこの老獪(ろうかい)なばばのために...
吉川英治 「宮本武蔵」
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