...この挿話の主人公夫婦として現われる二人の俳優の演技が老巧なためにこれが相当な効果をあげているようである...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...これも相当の老巧な筆で...
中里介山 「大菩薩峠」
...附添って来た村役人の老巧らしいのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして老巧――といってもみな三十前後ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...老巧の年寄も及ばない行末の心配まで...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠慮なく申して見よ」身分柄乍ら老巧な英山公は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...さけがに老巧(らうかう)な物の考へやうをします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左孝の老巧さでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...老巧な用人に逢い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...堀周吉は老巧な用人らしく口を緘(つぐ)んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰も見たことのない品だ」老巧な萬七も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其處を一つ/\見張らせるんだ」「成程ね」今まで熊井熊五郎を追廻した老巧(らうこう)の御用聞...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...老巧な番頭の藤六が斯う言ひきるのは仔細(しさい)のあることでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...番頭の伊之助が老巧な働きもので女房お作...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し漏らし給えよ」老巧な記者達は...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...佐久間の老巧ですら...
吉川英治 「新書太閤記」
...老巧の将を留守にのこして行った...
吉川英治 「日本名婦伝」
...さすがに東国の事情に精通している広常や常胤などの老巧であった...
吉川英治 「源頼朝」
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