...「赤耀館(せきようかん)事件」と言えば...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...而して彼ら身につけし耀く武具を剥ぎとれる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...メーリオネース之を視て耀く槍を投げ飛ばし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...光耀く青銅の甲に頭守らせよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...以前男のことを話す時見せたような耀(かがや)きも熱情の影も見られなかった...
徳田秋声 「黴」
...人はかかる言草(いいぐさ)を耳にせば直(ただち)に栄耀(えいよう)の餅の皮といひ捨(す)つべし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...今や北上川の渡頭の辺(ほとり)に立って田山白雲が歌い出したのは(むしろ唸(うな)り出したのは)――「三代の栄耀(えいえう)一睡の中(うち)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...其処に耀(かゞよ)ふ大浪は...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...蒸(む)し返(かえ)されて耀(かが)やいている...
夏目漱石 「草枕」
...ますます栄耀(えいよう)の身となったゆえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...此処にはさすがに帝政時代の光耀と享楽が失はれずにゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...わが身の栄耀(えよう)のほか何知るものか...
吉川英治 「私本太平記」
...耀蔵の手が絡(から)んだ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...と酷(むご)い上役の東儀からいわれた同心の加山耀蔵だった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...海辺の渡し口に立っている鮑(あわび)売りの加山耀蔵(ようぞう)に何かささやくと...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...「……そうですか」耀蔵も...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...病人の客でも連れ戻ったように装(よそお)って、すぐに、耀蔵だけを、店へ、かつぎ上げた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...「駕屋、駕屋」と、耀蔵もすぐに、手を振ったけれど、風態の悪い仲間(ちゅうげん)の呼び声に、おうっと、すぐに応じて来る駕屋はない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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