「翹望」の意味
切に待ち望むこと
「翹望」の例文(場面別)
- 日常会話彼女は毎日、彼の帰りを翹望している。
- ビジネスプロジェクトの成功を翹望して、チーム全員が努力を続けている。
- ニュース市民たちは、新しい政策の効果を翹望している。
- 文学彼は遠く離れた故郷を翹望しながら、詩を書き続けた。
小説での「翹望」の使い方
...凡人が天才の出現を翹望するは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...人類全體の問題を一身に擔ふ者でなければ此翹望に答へることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...どちらも新生活の翹望者(げうばうしや)たる点において同じである...
薄田泣菫 「茶話」
...嘗て三津の埠頭に立つて京都の天地を翹望した如く今は京都の古家の一間に籠居して東都の空を望むのである...
高濱虚子 「俳諧師」
...翹望である以上、固より、対象として「自由」を持つものではあるが、かかる「自由」は、本来、生活それ自身と合体しているものであり、謂わば、生活が本能的に持っている一面である...
豊島与志雄 「自由主義私見」
...僕達は君の詩作を翹望している...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...新生活への、新社会への、翹望と期待、まだ仄かではあるが明かに感知せらるる黎明……そんなものをそれは含んでいる...
豊島与志雄 「性格を求む」
...かかる翹望が窒息しない間は...
豊島与志雄 「風俗時評」
...その復活顕現を翹望するのである...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...翹望(ぎょうぼう)を持つ――女達が風呂に出はらった後の昼間の女給部屋で...
林芙美子 「新版 放浪記」
...緊張せる生活はその自然的な補いとして創造、争闘の緊張、翹望を持つ――...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...生活の変貌を翹望する――斯ういふ意味のことは口にしたり記述されたりする場合に接すると多く無稽感を誘はれるものだが...
牧野信一 「凩日記」
...新しい恋愛がどことなし人々の心に翹望されていることは感じられる...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...「伸子」の苦悩と翹望とは...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』第一部)」
...プロレタリア技術発展への翹望...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...これまで秀之進が翹望(ぎょうぼう)していた気持からすると迂遠(うえん)きわまるはなしだ...
山本周五郎 「新潮記」
...人々の翹望するものがそこにあることも明らかだ...
山本周五郎 「新潮記」
...このような文化生活を翹望(ぎょうぼう)することは空中の楼閣にも比すべき幻想として一笑に附せられるでしょう...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
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