...我々のただ夢のようなる翹望(ぎょうぼう)と申すべきでありましょう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...新しい礼儀作法への翹望が...
豊島与志雄 「風俗時評」
...日本では彼岸の頃木蓮と連翹が咲くのを思ひ出し...
野上豐一郎 「ウォリクの城」
...連翹(れんぎょう)色のオローシカが咲いている...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...その支那の名は翹揺であるが...
牧野富太郎 「植物記」
...新しい恋愛がどことなし人々の心に翹望されていることは感じられる...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...言葉にあらわしきれない未来への翹望がある...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...そのようなものでなければならないという翹望も明瞭に自覚されているのである...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...人生への翹望が情感的な爆発(翹望それなりで)をする女の燃えかた...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...望々幾翹跂」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...道翹(どうぎょう)という僧が出迎えて...
森鴎外 「寒山拾得」
...」道翹(だうげう)が答(こた)へた...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹(だうげう)は身(み)を屈(かゞ)めて石疊(いしだゝみ)の上(うへ)の虎(とら)の足跡(あしあと)を指(ゆび)さした...
森鴎外 「寒山拾得」
...そして跡(あと)から附(つ)いて來(く)る道翹(だうげう)に言(い)つた...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹(だうげう)は眞蒼(まつさを)な顏(かほ)をして立(た)ち竦(すく)んでゐた...
森鴎外 「寒山拾得」
...明け暮れ翹望(ぎょうぼう)し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...汝空を翹(かけ)り土に潜(ひそ)むとも今は遁(のが)るゝに道あるまじ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...連翹(れんぎょう)の花をむしりとって...
吉川英治 「江戸三国志」
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