...未來を翹望することにのみ生きて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...人類全體の問題を一身に擔ふ者でなければ此翹望に答へることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我等が現實の世界に於いて喜悲し翹望し追求し努力するあらゆる體驗は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...連翹(れんぎょう)...
上村松園 「女の話・花の話」
...蒼味がかッた連翹色(れんぎょういろ)で...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...一身の力をしぼって太陽を翹望(ぎょうぼう)していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...とそれを翹望してゐた間は可成り長かつたが...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...連翹(れんぎょう)が...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...蝙蝠(こうもり)の翹(つばさ)で...
南方熊楠 「十二支考」
...道翹は閭を厨のうちに連れ込んだ...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹が呼びかけたとき...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹(だうげう)は閭(りよ)を厨(くりや)の中(うち)に連(つ)れ込(こ)んだ...
森鴎外 「寒山拾得」
...その跡へ緑翹(りょくぎょう)と云う十八歳の婢が来た...
森鴎外 「魚玄機」
...そこへ緑翹が燈(ともしび)に火を点じて持って来た...
森鴎外 「魚玄機」
...人々の翹望するものがそこにあることも明らかだ...
山本周五郎 「新潮記」
...万人の翹望(ぎょうぼう)する上流階級の特権なるものは皆この悪魔道に関する特権に外ならず...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...明け暮れ翹望(ぎょうぼう)し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...紅梅だの連翹(れんぎょう)だの...
吉川英治 「柳生月影抄」
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