...未來を翹望することにのみ生きて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...沿道は山吹、連翹、李の花がめざましかつた、河鹿も鳴いてゐた...
種田山頭火 「旅日記」
...新しい礼儀作法への翹望が...
豊島与志雄 「風俗時評」
...連翹(れんげう)が上から差しのぞいて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傍(かたわら)に桃と連翹(れんぎょう)を乱れさす...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「伸子」の苦悩と翹望とは...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』第一部)」
...言葉にあらわしきれない未来への翹望がある...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...文学の大衆性への翹望などというものから湧いている気持ではなくて...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...高まり伸び達しようとする翹望は...
宮本百合子 「現代の主題」
...「拾得(じっとく)という僧はまだ当寺におられますか」道翹は不審らしく閭の顏を見た...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹は本堂について西へ歩いて行く...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹(だうげう)と云(い)ふ僧(そう)が出迎(でむか)へて...
森鴎外 「寒山拾得」
...」道翹(だうげう)が答(こた)へた...
森鴎外 「寒山拾得」
...道翹(だうげう)は身(み)を屈(かゞ)めて石疊(いしだゝみ)の上(うへ)の虎(とら)の足跡(あしあと)を指(ゆび)さした...
森鴎外 「寒山拾得」
...その跡へ緑翹(りょくぎょう)と云う十八歳の婢が来た...
森鴎外 「魚玄機」
...多く緑翹と語った...
森鴎外 「魚玄機」
...温言を以て緑翹を賺(すか)す陳の声が歴々として耳に響くようにも思われて来る...
森鴎外 「魚玄機」
...明け暮れ翹望(ぎょうぼう)し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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