例文・使い方一覧でみる「翳」の意味


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...空は絶えず雲の(かげ)に遮(さえぎ)られて...   空は絶えず雲の翳に遮られての読み方
芥川龍之介 「路上」

...火にした羽織からは湯気が立つてゐる...   火に翳した羽織からは湯気が立つてゐるの読み方
石川啄木 「札幌」

...番傘(ばんがさ)を低く(かざ)し...   番傘を低く翳しの読み方
泉鏡花 「縁結び」

...」とあるじも火に(かざ)して...   」とあるじも火に翳しての読み方
泉鏡花 「女客」

...いかに日本人が陰の秘密を理解し...   いかに日本人が陰翳の秘密を理解しの読み方
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」

...―――そのために室内がもやもやと(かげ)って...   ―――そのために室内がもやもやと翳っての読み方
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」

...ったその顔には両眼がただならず輝いていた...   翳ったその顔には両眼がただならず輝いていたの読み方
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」

...そうして白い指を火鉢(ひばち)の上に(かざ)した...   そうして白い指を火鉢の上に翳したの読み方
夏目漱石 「行人」

...普通(なみ)の箱火鉢と同じ事なので二人向い合せに手を(かざ)すと...   普通の箱火鉢と同じ事なので二人向い合せに手を翳すとの読み方
夏目漱石 「行人」

...宗助は暗い座敷の中で黙然(もくねん)と手焙(てあぶり)へ手を(かざ)していた...   宗助は暗い座敷の中で黙然と手焙へ手を翳していたの読み方
夏目漱石 「門」

...宗助(そうすけ)は暗(くら)い座敷(ざしき)の中(なか)で默然(もくねん)と手焙(てあぶり)へ手(て)を(かざ)してゐた...   宗助は暗い座敷の中で默然と手焙へ手を翳してゐたの読み方
夏目漱石 「門」

...一(ひと)つ火鉢(ひばち)の兩側(りやうがは)に手(て)を(かざ)しながら...   一つ火鉢の兩側に手を翳しながらの読み方
夏目漱石 「門」

...その長い影でドニェープルをさうとするが...   その長い影でドニェープルを翳さうとするがの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」

...延々とせせらぐ――そう灰色の森――そばの湿地ここでは蛙と蜥蜴が野生していて――そう陰欝な湖沼には食屍鬼が潜んでいる――そう不浄きわまる各地――そのそれぞれ陰りる隅では――旅する者は驚懼とともに包み隠されていた過去の記憶に相見(あいまみ)える――屍衣まとう姿形が急に出(いで)ては息を吐き旅する者のそばを通り過ぎてゆく――もう久しい友たちさえ白の衣苦しみつつ土に――天に帰ったはずなのに...   延々とせせらぐ――そう灰色の森――そばの湿地ここでは蛙と蜥蜴が野生していて――そう陰欝な湖沼には食屍鬼が潜んでいる――そう不浄きわまる各地――そのそれぞれ陰り翳る隅では――旅する者は驚懼とともに包み隠されていた過去の記憶に相見える――屍衣まとう姿形が急に出ては息を吐き旅する者のそばを通り過ぎてゆく――もう久しい友たちさえ白の衣苦しみつつ土に――天に帰ったはずなのにの読み方
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」

...金泥に姥桜の散しを置いた小型の扇が一面欠けてゐるだけで...   金泥に姥桜の散しを置いた小型の翳扇が一面欠けてゐるだけでの読み方
牧野信一 「籔のほとり」

...その濤のしぶきの間に益陰こまやかに黒くはっきりと耀いている二つの眼を見失わなかったということは...   その濤のしぶきの間に益陰翳こまやかに黒くはっきりと耀いている二つの眼を見失わなかったということはの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...主人の頭上に(かざ)し懸けた...   主人の頭上に翳し懸けたの読み方
吉川英治 「上杉謙信」

...忌わしいが、又黒吉を悒欝(ゆううつ)の底に押戻した...   忌わしい翳が、又黒吉を悒欝の底に押戻したの読み方
蘭郁二郎 「夢鬼」

「翳」の読みかた

「翳」の書き方・書き順

いろんなフォントで「翳」

「翳」の英語の意味

「なんとか翳」の一覧  


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