...平等院頭、翩々として、ひるがへる白旗を見ずや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...廊の上より紙二ひら翩(ひるがへ)り落つ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...」翩翩もまた席を起っていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...翩翩はそこで落葉を拾いあつめて寒さを禦(ふせ)ぐ用意をしたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...翌年になって翩翩は男の児を生んだ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...羅はそこで翩翩と一緒に返りたいといいだした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...翩翩はいった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...家根の上に翩翻とひるがえっています...
豊島与志雄 「エスキス」
...そしてこの生ある夏の雪が木陰に翩々(へんぺん)と渦巻(うずま)くのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...翩翻(へんぽん)として踊りに踊る処女(おとめ)の大群は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...折から翩乎(ふはり)と...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...翩翻(へんぽん)として...
三好達治 「測量船」
...居睡りをしているのか?「牡丹花下の睡猫(すいみょう)は心舞蝶(ぶちょう)にあり」という油断のならぬ猫の空睡(そらね),ここへ花の露を慕ッて翩々(へんぺん)と蝶が飛んで来たが...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...城頭にはもう敵の旌旗(せいき)が翩翻(へんぽん)とみえる...
吉川英治 「三国志」
...翩翻(へんぽん)たる旗風の波をうしろに...
吉川英治 「三国志」
...翩翻(へんぽん)として千軍万馬のうえに押し揉まれている大旗を見れば...
吉川英治 「三国志」
...紅白その他の布(ぬの)をもって翩翻(へんぽん)と空を埋めよ」「はい」「心得たるか」「ささやかな御奉公...
吉川英治 「新書太閤記」
...風呂敷のすそを翩翻(へんぽん)と風にふかせながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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