...亦相次いで翕然として来り従ひ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...または翕々亭(きゅうきゅうてい)と称していた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その翕のまえには...
海野十三 「少年探偵長」
...十字架のかかった翕(きゅう)が真二つにわれて...
海野十三 「少年探偵長」
...頭及び翕(つばさ)は黄色で……」「わ...
海野十三 「獏鸚」
...翕然(きゅうぜん)として輿論は今起りつつあると信じますのである...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...よれからむ生皮(いきがは)の帆布は翕然(きふぜん)としてひとつの怪像となる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...人相見のやからが翕然(きゅうぜん)と集合して来て...
谷譲次 「踊る地平線」
...翕然(きゅうぜん)として附同し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...翕然(きゅうぜん)として宗教の門へ向って集中されつつあるのが事実で...
戸坂潤 「技術の哲学」
...翕然として之に趣くに至るといふ責任の一半は...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...それもそのはずさ昔は一人えらい人があれば天下翕然(きゅうぜん)としてその旗下にあつまるのだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...高等なる文物が翕然として流れ込むことゝなつた...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...その後多くの学者はみな翕然(きゅうぜん)としてその説に雷同し...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...その後多くの学者は皆翕然(きゅうぜん)としてその説に雷同し...
牧野富太郎 「植物記」
......
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...たちまち翕然(きゅうぜん)として時代の風(ふう)をなすまでに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もう六十路(むそじ)をこえた老婆だと聞えたので――同情は翕然(きゅうぜん)としてその年寄にあつまり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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