...めいめい交際の範囲を作って自由な行動を取ることがいつしか習わしになっていたので...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...歌沢の方の名取たる寅香とばかり呼ばれる習わしになっておりました...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...まず水垢離(みずごり)をとるのが習わしでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつでも云い習わした話をしようと思ってちょっとそこで句を切った...
夏目漱石 「行人」
...それが人生の習わしだけども...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...人はそれぞれそのひとの程度に応じた恋愛しかしないものだといい習わしている...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...永年の生活の習わしの結果...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こんな賞むべき習わしがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...直接に結(ゆ)わえつける習わしがあったらしく...
柳田国男 「海上の道」
...呪物(じゅぶつ)としてこれを若い婦女たちに佩用(はいよう)せしめる習わしのみがあったとすれば...
柳田国男 「海上の道」
...必ずお粥を食べるという習わしは...
柳田国男 「故郷七十年」
...年の夜は夜籠(よごも)りをして寝ないのが古来の習わしであった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...この日を梅若の供養という習わしがすでにあって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...是(これ)には今一つ中古以来の習わしとして...
柳田国男 「木綿以前の事」
...伊豆の島などはほんの近い頃までそれが普通の習わしで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...花御堂(はなみどう)の屋根を葺(ふ)く習わしもあったから...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...やはりこういう民間の古い習わしから...
柳田国男 「雪国の春」
...さてはこれが習わしであつたのだ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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