...稗田(ひえだ)の阿禮(あれ)に命じてこれを誦み習わしめた...
武田祐吉 「古事記」
...雪子が手ずからパイやサンドイッチを作る習わしになっていたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...歌沢の方の名取たる寅香とばかり呼ばれる習わしになっておりました...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...祇園町に会飲する習わしになっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...土地の習わしですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...村の昔からの習わしでございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...皆水虎(かっぱ)の業とはいい習わしたるものか云々...
南方熊楠 「十二支考」
...里方(さとかた)に帰ってする習わしに伴のうていたようだが...
柳田国男 「海上の道」
...臨時に清い座を設ける習わしであったかと思う...
柳田国男 「年中行事覚書」
...年の夜は夜籠(よごも)りをして寝ないのが古来の習わしであった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...この日を梅若の供養という習わしがすでにあって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...同じ習わしは秋田全県にわたって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それが終って水を泳いで還(かえ)るのが習わしであった(風俗画報一六八号)...
柳田国男 「年中行事覚書」
...削(けず)り掛けを作る習わしがあるか否か...
柳田国男 「年中行事覚書」
...田の神の祭とする習わしがあるか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...風説にもせよ世を避けて山に入って行く若い女を一種の婚姻のごとく解する習わしは弘く行なわれていうので...
柳田国男 「山の人生」
...この島を中宿とするのは蒼古以来の習わしであったろう...
柳田国男 「雪国の春」
...まえから幸子は召使たちといっしょに食事をする習わしだったが...
山本周五郎 「日本婦道記」
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