...人間らしい何ものかを捉へてゐるのであらうか? 殊に英雄の伝記の作者は無邪気なる英雄崇拝者でなければ...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...渡してくれた無邪気な態度は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...無邪気な長塚に対したからと云うばかりでなく...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...それだけ男は無邪気なのでせう...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...どうしたの? 死んでしまったの?」茂少年の無邪気な質問が...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...まるで無邪気な少女のように見えた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...女の無邪気な虚栄心にとってはきわめて貴重な品物だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きわめて自然で無邪気な青年の娯楽であると見なす――そういう状況のために...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...しかし、それは、本人はそれでよいが、無邪気な大衆、専門家にとっては、そのほほえましさの程度、すなわち愛嬌を越えると、まことに娯楽の正反対のものとなりかねないのである...
中井正一 「脱出と回帰」
...制作上の無邪気なる誤謬(ごびゅう)とは...
永井荷風 「江戸芸術論」
...代助は門野の無邪気な鼻の穴を見て羨(うらや)ましくなった...
夏目漱石 「それから」
...うつむいて子供の無邪気な物語りを書いていると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...至極(しごく)無邪気な事であった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...当然天使的な無邪気な子供というブルジョア的観念化からも救われ...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...娘は無邪気なのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...若かったときの無邪気なよさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歌をうたう無邪気な男であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...最初はただ初々(ういうい)しい無邪気な田舎娘として描かれ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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