...今までにない無邪気な表情が...
芥川龍之介 「偸盗」
...彼女は笑顔になると少女の様に無邪気な表情に変ってひとしお魅力を増すのであった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...絶え間なく無邪気な争闘が行われていたことだ...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...」京子は無邪気な赤ん坊の寝姿を眺めてゐたが...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...一つの無邪気な声がいった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...女の無邪気な虚栄心にとってはきわめて貴重な品物だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私はもう無邪気な観客のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...困ったような無邪気な眼を大きく挙げて...
豊島与志雄 「女客一週間」
...女学校を出たばかりの甘やかされた無邪気な彼女...
豊島与志雄 「未来の天才」
...その無邪気なところをお前さん方...
中里介山 「大菩薩峠」
...この間中のさえざえした無邪気な色が消えかかって行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...無邪気な話であって...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...両親もけっしてこんな無邪気な話を聞くのをよろこびはしなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...無邪気な童顔が曇った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...当然天使的な無邪気な子供というブルジョア的観念化からも救われ...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...小さい口もとに無邪気な微笑をふくみ...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...こんな無邪気な少年が...
柳田国男 「故郷七十年」
...無邪気な若い女で僕等の問ふ儘(まゝ)に色色(いろいろ)の事を話した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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