...先生に習うというと皆が手を打って喜んだものでした...
上村松園 「今日になるまで」
...私や松篁など、絵のことはそれは別としまして、茶もあれば花もあり、また唄いもの弾(ひ)きもの、その他の遊芸などもありますが、その中で謡曲、能楽の道はなんといっても一とう物深く精神的でもあり、芸術的でもあって飽きがきませんのみか、習えば習うほど、稽古を積めば積むほど娯(たの)しみが深くなってゆきまして、大業(おおぎょう)に申せば、私どもの生活のすぐれた糧(かて)となって居ります...
上村松園 「無表情の表情」
...我が国では昔から女が絵を習うということは極く稀なことでありましたが...
上村松園 「雷同性に富む現代女流画家」
...絵を習う順序としては梅の枝とか鳥とかを卒(お)えてでないと人物は習えないものとしてあったのであります...
上村松園 「雷同性に富む現代女流画家」
...よく神の行爲に習うべきである...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...洋裁を習うと云うこともあろうけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「あの人に見習うにはどうしたらいいか教えて頂戴(ちょうだい)な...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...学校で習うことは...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...四民の間に剣術を習うことを許すというのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムキアヌスは猴よく蝋製の駒(こま)を識別し習うて象戯(しょうぎ)をさすといった...
南方熊楠 「十二支考」
...大学予備門で習うた誰か英米人の読本にも類話があったが忘れしまった...
南方熊楠 「十二支考」
...測量も習う...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...原理を覚えてから段々料理法を習うから...
村井弦斎 「食道楽」
...(佐藤文次郎氏談)◇だんだん上達して来ると本番(全曲)を習う...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ただ近代の日本婦人が外国語を習うような...
横光利一 「旅愁」
...こよいは、扇ヶ谷のお人々も留守、お母あさま、久しぶり、覚一の稽古をお聞きくださいますか」「オオ、聴きましょう」「幾つか、習うた平家ノ曲...
吉川英治 「私本太平記」
...文字を習う必要があるのだろうかと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...毛筆を重ねて習う...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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