...彼は羽振りがいい生活を送っている...
...彼女は彼の羽振りの良さに惹かれた...
...その会社の羽振りがいいところは、福利厚生が充実していることだ...
...彼の成功は彼の羽振りの良さによるものだ...
...羽振りの良い生活を送るためには、一生懸命働かなければならない...
...羽振りの好い者から...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...自分の息子が辯護士の若手として羽振りがいいのを自慢した後...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...夢かの心地こそろと忍び羽振のささめき...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...なかなか羽振りのいいむしろ豪勢な暮しぶりで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...かなり羽振りもよいが...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...中士格ながら羽振りの良い侍でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頃大戦直後の好景気に乗つて羽振りのよかつた私の父が産ませた子なのだ...
北條民雄 「鬼神」
...コプリがいい羽振りだったんで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...右大将は羽振りのよい重臣ではあるが今日の武官姿の纓(えい)を巻いて胡(やなぐい)を負った形などはきわめて優美に見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何をいうにも羽振学士をナグリ飛ばして...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...一代で十五万石まで築きあげた羽振りは当時すばらしいものだッた...
吉川英治 「江戸三国志」
...今はまったく曹操の羽振りに慴伏(しょうふく)して...
吉川英治 「三国志」
...かなり一ト頃は羽振りをふるった...
吉川英治 「私本太平記」
...さても殊勝なお心がけよの」今日の羽振りをもつ秀吉を前において...
吉川英治 「新書太閤記」
...とかく金の羽振りというものか街中では彼の姿に小腰をかがめて通らぬはない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いやもうえらい羽振りなのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...才気と羽振(はぶり)にまかせて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...勢いのよい時、羽振に乗って、人いちばい権(けん)をふるったり意慾を恣(ほしいまま)にしたけれど、こういう人間ほど、半面には、頑(かたくな)なくらいな道徳的良心をもっているので、失脚すると共に自己の良心で、自己の余生を全く自身で縊(し)め殺しているような心理になってしまったものらしいのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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