...羽ばたきをして過ぎ行くのがあり/\と見える...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...またばさばさばさと羽ばたきをして...
海野十三 「怪塔王」
...わたしは戸口に立ってかれらのせわしい羽ばたきを聞くことができた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...小心な(からす)が重そうに羽ばたきをして...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...ばたばたと羽ばたきをして小刻みにちょっとあたりを見廻して...
豊島与志雄 「月明」
...天才の羽ばたきが頭上をかすめたなどと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鳥が一つ羽ばたきをしましたので...
豊島与志雄 「夢の卵」
...眩惑(げんわく)の羽ばたきによって作られたものかと思われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...羽ばたきして海の上へとび降りた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...歩いても/\いさゝかな戦きの羽ばたきも浮ばなかつた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...羽ばたきもせずといふはまして飛び去らんともせずといふことを含み...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...素朴ながら力をこめて羽ばたきつつ自身の道をひらいてゆく現実を描いたものである...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』第一部)」
...羽ばたきながらそこを漂ひ過ぎさるのを...
三好達治 「測量船」
...微(かす)かにも羽ばたきをする雌(めす)の蝉(せみ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...夕鴉(ゆうがらす)の寒い羽ばたきが聞える...
吉川英治 「剣難女難」
...鶏は羽ばたきして...
吉川英治 「三国志」
...けたたましく啼いたり羽ばたきをうっていた...
吉川英治 「三国志」
...重苦しい空に羽ばたき...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??