...非常に貧弱な魚の羮(スープ)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...そこで羮(あつもの)を獻ろうとして青菜を採(つ)んでいる時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...昨夜江頭(こうとう)碧波(へきは)を湧かす満船都(すべ)て相公の※(しお)を載す雖然(たとい)羮(こう)を調(ととの)うるの用をなすことを要するも未だ必ずしも羮を調(ととの)うるに許多(おおき)を用いず秋壑はそれを聞いて...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...餅菓子とかビスケットとか羊羮(ようかん)とかいつもきっと入れられてあったが...
田山花袋 「田舎教師」
...毛繻子(けじゅす)の蝙蝠傘(こうもりがさ)はさめて羊羮色(ようかんいろ)になっていた...
田山花袋 「田舎教師」
...そこに常葉が高つきに羊羮を入れて運んで來た...
田山花袋 「道綱の母」
...腹掛の底の三本の栗羊羮の重みが...
豊島与志雄 「狐火」
...菓子鉢の羊羮を一切れつまみあげていた...
豊島与志雄 「自由人」
...お羊羮をみんな食べてしまうつもりよ...
豊島与志雄 「自由人」
...」彼は羊羮を肴にウイスキーを飲んで...
豊島与志雄 「自由人」
...」「お羊羮は?」「成年者だね...
豊島与志雄 「自由人」
...」羊羮をかじり茶をすすり...
豊島与志雄 「自由人」
...而も羊羮色になつた黒のモオニングに...
南部修太郎 「猫又先生」
...二月十日に出して七月末の日に返送された「虎や」の羊羮(やうかん)の小包と前後して私の手(て)に渡つた...
長谷川時雨 「あるとき」
...羮(スウプ)をふき出す青面黒衣の吸血鬼(ヴァンピール)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...七種菜羮香迸案...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかしわたくしは既に羮(あつもの)に懲りてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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