...彼は義憤にかられて、その事件を訴えた...
...義憤を感じても、冷静に判断することが大切だ...
...彼女の行動は、義憤を覚えるものだった...
...義憤にかられても、相手の立場を考えるべきだ...
...彼の言動には、義憤を感じさせるものがあった...
...この義憤を現実に移しさへすれば...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...私は太子や私の印度の友人たちに私の義憤と同情を伝え私に対する侮辱に酬(むく)いるためにはこの野郎と英語で渡り合う必要を感じたのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...こういう場合の米友には、義憤と、反抗とがわいて、相手が強ければ強いほど、ふるい立つのを例とする...
中里介山 「大菩薩峠」
...一藩の恥辱にもなるという義憤が燃え...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い義憤らしいものが燃えたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...呆れ返つた腎助(じんすけ)爺いぢやありませんか」「お前の聽いたのはそれだけか」平次は八五郎の義憤に水を差しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...山田氏はホテルの食堂で、日ごろ尊敬する石井長六閣下の愛嬢に対する、沼間一族の高慢無礼な仕打ちに腹を立て、義憤のあまり、報酬的に沼間家の裏の事情をワニ君にすっぱぬいた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...道徳的な潔癖で母に義憤を覚えたのでもないらしい...
牧野信一 「鏡地獄」
...」三田は娘の爲めに義憤を感じて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...詰問者は明かに「先生」に對して義憤を發してゐる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...もう決ったんですか」「決ったでしょう」黙っていたが朝子の心には義憤的な感情があった...
「一本の花」
...悉く義憤の文字である...
森林太郎 「當流比較言語學」
...それが皆百姓町人の搾取の上にあぐらをかいている事実に対しては義憤を感じ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それが義憤に変り...
山本周五郎 「菊千代抄」
...私たちが義憤して起(た)ったのも...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...欲と義憤の二タ道かもしれませんがね」「しかし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あの老母(としより)の言葉には義憤を感じ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それが義憤に燃えた自然の代弁者であったためしはない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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