...彼は義憤にかられて、その事件を訴えた...
...義憤を感じても、冷静に判断することが大切だ...
...彼女の行動は、義憤を覚えるものだった...
...義憤にかられても、相手の立場を考えるべきだ...
...彼の言動には、義憤を感じさせるものがあった...
...熱烈な信仰から来る義憤と...
有島武郎 「或る女」
...おのずから義憤も感ずる...
太宰治 「正義と微笑」
...私は義憤を感じて...
太宰治 「雪の夜の話」
...と義憤をさえ感じて...
太宰治 「ろまん燈籠」
...神聖な義憤からオセンチ婦人記者連中に憤慨して...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...幕府を倒してはならないという義憤があるわけではないので...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう男の義憤も...
中里介山 「大菩薩峠」
...義憤を湧かせ来(きた)るという意気込みを如何(いかん)ともすることができないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...第三者で義憤(ぎふん)の士がそつと十二支組を片附けて居るとでも思はなければなりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勝手に勇ましい義憤を抱いた...
牧野信一 「熱海へ」
...酌婦のことだけが樽野の義憤を晴さないのであるが...
牧野信一 「円卓子での話」
...義憤を誘はれさうな惨たる物語であるが...
牧野信一 「浪曼的月評」
...放蕩詩人……これが僕とバイロン卿との最初の会見だった彼は入ってくるや否や羽根つきの帽子を子供のように左から右へ得意げにうちふりながら踵の先へまっすぐに猪首を立て舞台の友田恭助のように 尊大げに口を切った「われ/\の作りあげた浪漫的精神とそのために必要な義憤と昂奮と...
槇村浩 「長詩」
...そこで義憤といふことが氣恥かしい事になつてゐる...
森林太郎 「當流比較言語學」
...それからさつき一寸云つた文藝の批評に出て來る義憤はどうであらう...
森林太郎 「當流比較言語學」
...そこらが精いッぱいの義憤だった...
吉川英治 「大岡越前」
...義憤です...
吉川英治 「三国志」
...それが義憤に燃えた自然の代弁者であったためしはない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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