例文・使い方一覧でみる「義務として」の意味
スポンサーリンク...民族に對する奉仕を一つの義務として承認する點に於いて... 
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼女はそこに自分の義務として長女イレーヌを同じく立派な科学者に育て上げようと決心したのでした...
石原純 「キュリー夫人」
...義務としてそのことを僕は野呂に伝える...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...私は商人の義務としても手を束ねていられる時ではないと思い...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...労働者の賃労働は国民の義務として絶対化されるわけだ...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...自分の義務としてる多少頑（かたくな）な理知的なしかしごく高尚な意見のうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...マリユスは義務としての手紙を父に書いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...國家に對する義務として當然一日も早く自動車の大量生産を實現して國民大衆諸君に見えなければならないその責任の重且大もさる事乍ら...
豊田喜一郎 「準備は出來たトヨタは邁進します」
...義務としてやむをえざる事である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...乗主（のりぬし）に対する義務として...
中里介山 「大菩薩峠」
...国家が義務として国民に負わすべきものではないという理念のもとに...
中谷宇吉郎 「淡窓先生の教育」
...国民の義務として...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...けれどもまた母や岡田に対する義務としては...
夏目漱石 「行人」
...義務として承知してもらわなくっちゃ困るといった風の横着さが潜んでいた...
夏目漱石 「道草」
...義務として、フロリゼル公はいさめるようなことをしたが、説得力が無いので、国王は笑うばかり...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...必ずや吾々の子孫の弱化と衰滅に終らざるを得ない制度を囘避するために吾々は義務としてある程度の努力をしなくてもよいのか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...義務として鄭重にお迎（むかえ）申すことが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ただ義務として顔を出すのである...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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