...分捕品でゝも有るかのやうに羚羊(かもしか)の皮の財布を振りした...
石川啄木 「我が最近の興味」
...羚羊の姿が見えるという...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...斑(まだら)の牛と羚羊(かもしか)は...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...羚羊のやうなやはらかい瞳...
立原道造 「白紙」
...羚羊(かもしか)...
寺田寅彦 「話の種」
...あたかも河馬が羚羊(かもしか)を追っかけるようなものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...助七が冬の羚羊(くらしし)狩りの小屋を打つという『猫の躍り場』はそのあたりで...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...羚羊の生き皮で作った足袋は温かいもので...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...羚羊(かもしか)のするどい声が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...大きな羚羊が一頭現われて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...侍医長は、羚羊の生血と、猿の脳エキスと、印度大麻草の煎汁と、樟脳精を混合した強心剤の大椀を捧げ、西蔵風のアラベスクを金象嵌した極彩色の法皇の寝台へ近づいて行く...
久生十蘭 「新西遊記」
...羚羊(かもしか)撃ちや地質探査は登山と呼ばれない...
松濤明 「ピークハンティングに帰れ」
...好んで鹿羚(アンテロプ)野猪を食い...
南方熊楠 「十二支考」
...牛と馬と羚羊を混じた姿で...
南方熊楠 「十二支考」
......
南方熊楠 「十二支考」
...小アジアのユールーク人が熊や羚羊の飲んだ跡の水を文明人が飲むと自分らごとき蛮民になると信ずるごとく(一八九一年板...
南方熊楠 「十二支考」
...獲物(えもの)の羚羊の皮の枠張(わくばり)に余念なかった姿を想出(おもいだ)して...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...翌夜は忽ち羚羊(かもしか)二疋(ひき)を両の手に下げて来り...
柳田国男 「山の人生」
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