...詩人は美醜の区別なく、すべてのものを美しいと称える...
...彼の作品は美醜にかかわらず、多くの人に愛されている...
...彼女は美醜に関係なく自分らしく振る舞うことができる...
...彼は美醜の区別をしない快楽主義者だ...
...人間の美醜は三万年の人類史を支配したようなものだと思っていたが...
海野十三 「千年後の世界」
...美醜以外のものもある...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...美醜の標準はけっして確定したものではない...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...むしろ美醜両面を併写(へいしや)せる真個の「我」を描写したる底の作物にこそ甚深(じんしん)の満足を感ずべきにはあらざるか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...容貌(ようぼう)のタイプということと美醜とは必ずしも一致しないようである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...善悪美醜を超越して...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...顔の美醜や、肉附の多少や、声の清濁や、行儀作法、そういうものとは全く別な、何か自然的な女性的な柔かな香りとでも云えるものがあり、そうした雰囲気を濃く立てる者ほどすぐれた文章が書けるのであり、文章は謂わばその雰囲気から萠え出るのである...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...むしろ相手の老弱美醜を問わず...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...真を写す文学者もこの医者や動物学者と同じ態度で、平生は依然として善意に拘泥(こうでい)し、美醜に頓着し、壮劣に留意する人間である事は争うべからざるの事実であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...同情の念より美醜の念が先に立つのが...
夏目漱石 「それから」
...相手の顔の美醜に動かされてはならない...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...それも女の美醜までかき添えた明細地図をこしらえたのは...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...さういふ外形的美醜判斷を捨てて今少し事象の内部に透入することが必要ではないか...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...美醜の章の中に論じ去られるべきものでは確かにない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二私は再び美醜の二字に戻らねばならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...だがどうして美醜の二があるのか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...美醜の二のない世界に受取られているのであると...
柳宗悦 「民藝四十年」
...女の美醜は映(うつ)るとみえる...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??