...詩人は美醜の区別なく、すべてのものを美しいと称える...
...彼の作品は美醜にかかわらず、多くの人に愛されている...
...彼女は美醜に関係なく自分らしく振る舞うことができる...
...彼は美醜の区別をしない快楽主義者だ...
...とんと美醜の判断がつかなくなったのだろうと想像した...
芥川龍之介 「長江游記」
...彼等は盜賊の罪と探偵の罪との美醜を知らない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...口から出まかせに女の美醜を品評するのであった...
田中貢太郎 「阿宝」
...国体や国民性の美醜にも言葉や教科書の文句では現わし難いものがある...
寺田寅彦 「破片」
...外形の美醜は問題じゃないよ...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...精神的美醜を発現し得る人間相互の関係は...
豊島与志雄 「美醜」
...美醜をみわけるの明(めい)を失っているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...養家に人となつた當時の私は妻の愛情を味ひ得た外どうして私の眼が美醜を分ち得たでありませう...
長塚節 「教師」
...幾千年このかた美醜の別ちなくあらゆる人の子をば招かれもせぬのに訪づれる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...美醜の岐(わか)るるところ愛憎起り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そしてもしロシア人の美醜が育児院の女児や男児で判断されたとしたら...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...士たるものにとって容貌の美醜なぞが何であろう――それは女々(めめ)しい婦女子にのみ関することだという考えが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...外形が美醜判斷の標準となつてゐる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...最後に「此の作者のやうに美醜判斷の標準を...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...容貌の美醜等と云う問題は重三の頭になく...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そうして美醜の運命がここに定められるのを見逃すことができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...それ故たとえ善悪美醜の差があっても...
柳宗悦 「民藝四十年」
...階級爭鬪に代つて美醜の鬪爭が一層激しくなり...
横光利一 「悲しみの代價」
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