...詩人は美醜の区別なく、すべてのものを美しいと称える...
...彼の作品は美醜にかかわらず、多くの人に愛されている...
...彼女は美醜に関係なく自分らしく振る舞うことができる...
...彼は美醜の区別をしない快楽主義者だ...
...十三 漢字と仮名と漢字なるものの特徴はその漢字の意味以外に漢字そのものの形にも美醜を感じさせることださうである...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...とんと美醜の判断がつかなくなったのだろうと想像した...
芥川龍之介 「長江游記」
...善悪美醜というような見方で...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...顔の美醜とは、いわゆる顔を構成している要素であるところの眼や眉や鼻や唇や歯の形とその配列状態によって起るのです...
海野十三 「千年後の世界」
...国体や国民性の美醜にも言葉や教科書の文句では現わし難いものがある...
寺田寅彦 「破片」
...その容貌の美醜も何となく判って来る...
外村繁 「澪標」
...女人といっても、老幼美醜、さまざまであるが、とにかく、女性として関心のもてる程度の、年配と容貌とをそなえてる方々のことなのであって――...
豊島与志雄 「女人禁制」
...美醜の感は絶対的なものである...
豊島与志雄 「美醜」
...結局美醜は問題でないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっとも美醜を通じて同範囲のものを入れます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...顔かたちの美醜にある事も...
林芙美子 「浮雲」
...いづれも黒子に就ての美醜を論外とした観方である...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...軍事成金の跳梁は忽ちのうちに家人へ教へを乞ひに来てゐた数多の洋装芸妓たちをば美醜を間はず次々と落籍してしまつて...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...上月が支那苦力(くうりい)を見て「人類に對する親しい感情を起させるやうな人間には見えない」と感じたのをつかまへて「此作者は恐らく美醜の感覺の強い人であらう...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...その鋭い感覺は目に觸れる對象の外形の美醜を強く感じる事は當然である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...何処に美醜の二があり得ようか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...美醜の作為から去ることである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...吾人相互の尊卑はただ内的生命の美醜に定まる...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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