...家中随一の美童である...
太宰治 「新釈諸国噺」
...歯を黒く染めたありふれた美童の面ではない...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...まだほんとうに早い」一人の美童が重い黄金の鐘槌で部屋じゅうに日の出後の第一時を鳴り響かせて報じた時...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...異国の美童タッジオをしたいもとめさせたのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...わが邦にも美童の末大名を馳(は)せた者少なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...平生この美童に愛着した寛憲という僧小猿を伴れて立ち退いたが...
南方熊楠 「十二支考」
...『古今著聞集』承安二年五月二日東山仙洞で鶏合せされし記事に、無名丸、千与丸などいう鶏の名あり、その頃は美童や、牛、鷹同様、主として丸字を附けたらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...童子幼名を外道丸と名づけられ美童であった...
柳田国男 「山の人生」
......
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...祇園で舞を舞つたりして優雅な美童であつたといひます...
吉川英治 「折々の記」
...美童(びどう)一冬をこえて南枝(なんし)の梅花のほころぶを見るとともに...
吉川英治 「三国志」
...老いぼれめ」美童に似あわない不敵な眼を主人の邸へふり向けていった...
吉川英治 「三国志」
...生れつき容姿端麗な美童だったから...
吉川英治 「三国志」
...駈け込んで来た一美童に...
吉川英治 「三国志」
...尊氏には美童を愛していたようなあとはない...
吉川英治 「私本太平記」
...大人(おとな)しゅうしていやい」美童は...
吉川英治 「新書太閤記」
...影の形に添うように従(つ)いている美童があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...この美童ばかりが...
吉川英治 「新書太閤記」
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