...競って美服を着し美容を装い...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...俄に美服を新調して着飾り出した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...言を休(や)めよ汝美食美服に飽くものよ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...襤褸著物を美服に変えたからである...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...妻女は幼兒携へて美服纒へる一侍女と共に城上の塔の中...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...邸中去りて皓腕のアンドロマケー今いづこ?我の姉妹や訪ひ行きし? あるは美服(びふく)の義妹にか?あるはトロイア女性らが鬢毛美なる恐るべき神女に祈祷奉るパラスの高き殿堂か?』 380その時とある忠勤の老女答へて彼に曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...実業家は美服を着(つ)け茶屋に行ってドンチャンやるにある...
新渡戸稲造 「自警録」
...あるいは大名華族とて御殿に住居し美服...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...美服美食に力を尽くす者あり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...たとえば人として美服美食を好まざる者なし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...美服美食もいずれにて十分と界(さかい)を定め難し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...是までの弊衣を棄て美服に替へ啻に安樂の生活を送つたのみならず...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...母の夫人の作らせた美服をいろいろと重ねて着ているが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...公子二人は美服しているのに...
森鴎外 「魚玄機」
...美服につつまれた色の小白い織田雄之助は...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...美服はかえって似合いませぬ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...寺の寮々に塗籠(ぬりごめ)を置いて、おのおの器物を持ち、美服を好み、財物を貯え、放逸の言語にふける、そうして問訊(もんじん)礼拝(らいはい)等は衰微している...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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