...男も女もこの奇異な裸形(らけい)に奇異な場所で出遇って笑いくずれぬものはなかった...
有島武郎 「クララの出家」
...処々の市々は黙したる裸形の女人等が走り歩るくを見た...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...縁端(えんばた)にずらり並んだ数十の裸形(らぎょう)は...
徳永直 「眼」
...二日本画の線と色とは如何(いか)なる程度まで婦女の裸形(らけい)を描き得るや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...吾人はこれに因(よ)つて独(ひと)り歌麿のみならず一般の日本画家が裸形に対する了解の如何(いかん)とまた描写の方法の如何を窺ひ得べし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...よるは裸形に螢を點じ...
萩原朔太郎 「光る風景」
...美しき裸形(らぎょう)の身にも心にも幾夜かさねしいつはりの衣(きぬ)「ねえ...
長谷川時雨 「九条武子」
...ブロンズの裸形や...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...裸形跣足(せんそく)...
南方熊楠 「十二支考」
...それとも裸形(らぎょう)こそ人間本来の姿なのであろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その車を二匹の鹿に・ある時は四頭の犬に・それからまたあるときは四人の裸形の乙女に・ひかせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...或いは裸形のことを意味するのではなかったか...
柳田国男 「山の人生」
...裸形にして腰に藤蔓(ふじづる)を纏(まと)う...
柳田国男 「山の人生」
...同少女の寝室床上に一糸も纏わざる裸形(らぎょう)のまま...
夢野久作 「ココナットの実」
...彼の眼前で落ち込んだ旧ロシアの貴族の裸形の団塊が...
横光利一 「上海」
...裸形の男の像を見上げた...
吉井勇 「酔狂録」
...秀麗な裸形となつて現はれた…… ……そして...
吉江喬松 「山岳美觀」
...三この頭の上を舞(おど)り廻る裸形のダンサー……ああ...
蘭郁二郎 「足の裏」
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