...その時の院主僧都円長も最初のわしの師範であった美作の観覚得業も弟子になり皆自分の師範であった人が源空を戒師として弟子となった中にも...
中里介山 「法然行伝」
...美作(みまさか)津山(つやま)におこった八千人の百姓一揆は...
蜷川新 「天皇」
...松平美作守(みまさかのかみ)支配...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...『松屋筆記』に『今昔物語』の美作(みまさか)の中参の神は猿とあるを弁じて...
南方熊楠 「十二支考」
...伊沢美作守の名があるのを見たと云ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...丹後・但馬(たじま)・美作(みまさか)・備前・備中にかけていくらもある...
柳田國男 「大唐田または唐干田という地名」
...『東作志』によれば美作勝田郡吉野村大字美野(みの)字市場...
柳田國男 「地名の研究」
...美作真庭郡月田村の字に芝という部落があって...
柳田國男 「地名の研究」
...コウゲの本拠たる美作辺にもないではない...
柳田國男 「地名の研究」
...丹波氷上(ひかみ)郡鴨庄(かものしょう)村大字牧字大岩ガ平(なる)伯耆(ほうき)東伯(とうはく)郡北谷村字詰平(つめがなる)美作勝田郡豊田村字(なる)但馬(たじま)美方(みかた)郡村岡町大字板仕野(いたしの)字平ルこれらは文字が語義を証明している...
柳田國男 「地名の研究」
...この以外にこの国及び備中・美作(みまさか)等には...
柳田國男 「地名の研究」
...弟の美作守が袖を引いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...およそ、何が測(はか)り難いというて、うつけ者の出来心ほど怖いものはない」「それじゃて」と、権六勝家は、眼で奥を指しながら、「あの喰えぬ舅御(しゅうとご)、山城守道三(やましろのかみどうさん)ともある老獪(ろうかい)なお人まで、嘴(くちばし)の青い殿に、煙に巻かれたといういわれは――」「そうかも知れぬ」「兄上……」と、美作は先刻から、眉に険(けわ)しい色を湛(たた)えて、辺りへ気を配っていたが、さらに、声をひそめて、「今も咄嗟(とっさ)に、権六どのと、申し合わせたことでござるが、いっそのこと! ……」「何...
吉川英治 「新書太閤記」
...美作(みまさか)...
吉川英治 「新書太閤記」
...美作吉野郡の竹山城城主新免氏に仕えたのが中興の人となっている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...和尚の郷国(くに)とはすぐ近い美作(みまさか)の七宝寺とやらで育った者であるといえば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こんな長くお世話になるつもりもなかったのですから」「思い直す気はないか」「どういうふうに」「七宝寺のある美作(みまさか)の山奥もよかったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「美作(みまさか)吉野郷宮本村」「主人は」「持ちませぬ」「然らば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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