...りんりんたる美丈夫であったのである...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...この素裸の見事な美丈夫を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...美妙斎は二十七になった美丈夫だ...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...すばらしい美丈夫の巷(ちまた)の無頼漢(ぶらいかん)「チャア公兄哥(あにい)」に成長していることであろう...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...しかし三村清三郎さんは斎が美丈夫であつたと云ふことを聞き伝へてゐるさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生年二十三歳の堂々たる美丈夫の返詞としては...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...李もまた白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)である...
森鴎外 「魚玄機」
...美丈夫允成に肖(に)た可憐児(かれんじ)であったものと想われる...
森鴎外 「渋江抽斎」
...座隅の一席からひとりの白皙(はくせき)の美丈夫が起立して...
吉川英治 「三国志」
...風貌も一方の水際立った美丈夫なのにひきかえて...
吉川英治 「私本太平記」
...二歳の美丈夫でまた生来の大酒であった...
吉川英治 「私本太平記」
...白皙(はくせき)の美丈夫にして...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちょうど三十の美丈夫...
吉川英治 「新書太閤記」
...若き鬼武蔵――白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...――といっても、蒲柳(ほりゅう)で柔弱(にゅうじゃく)な型ではなく、四肢は伸びやかに、眉は濃(こ)く、頬は小麦色に、唇(くちびる)は丹(に)のごとく、いかにも健康そうな、美丈夫、偉丈夫の風があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...筋骨(きんこつ)隆々たる美丈夫である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いかにも洒々(しゃしゃ)たる侠骨の美丈夫...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだ女ずれもしてない美丈夫で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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