...作家仲間でも評判の美丈夫(びじょうぶ)であったから...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...かっぷくも堂々たる美丈夫で...
太宰治 「庭」
...でっぷりした色の浅黒い美丈夫で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...この素裸の見事な美丈夫を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この野郎には家を焼かれた怨(うら)みがあります」パッと飛出した美丈夫...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかし三村清三郎さんは斎が美丈夫であつたと云ふことを聞き伝へてゐるさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生年二十三歳の堂々たる美丈夫の返詞としては...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...李もまた白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)である...
森鴎外 「魚玄機」
...美丈夫允成に肖(に)た可憐児(かれんじ)であったものと想われる...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あなたは若く逞しい美丈夫であらせられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一方に美丈夫で・物知りで・健康で・明哲で・もろもろの安楽を豊かにたのしみ・静かなまったく彼だけの生活を営み・その霊魂は死や迷信や悲痛やそのほか人間の免れがたいいろいろな拘束に対して備えられており・最後には戦争において武器を手にしたまま祖国のまもりのために死んだ・という...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おなじ美丈夫ながら...
吉川英治 「私本太平記」
...美丈夫と呼ばれるにふさわしい風貌の持主であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちょうど三十の美丈夫...
吉川英治 「新書太閤記」
...若き鬼武蔵――白皙(はくせき)の美丈夫(びじょうふ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...この一美丈夫の挙止(きょし)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかにも洒々(しゃしゃ)たる侠骨の美丈夫...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いずれも端正な美丈夫で...
吉川英治 「随筆 新平家」
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