...是れダンテが女性の美の極致にして...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...日本的な女らしさとでもいうような美の極致だと思います...
上村松園 「無題抄」
...美の極致を実現したいと念願したのです...
江戸川乱歩 「影男」
...セミの持つ線の美の極致と言える...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...装幀美の極致は比例にあるといふのが私の持論である...
高村光太郎 「装幀について」
...櫻花丹楓に映ずる銀釵(ぎんさい)紅裙の美とは京都に來つて初めて覓め得べき日本固有なる感覺の美の極致である――即秀麗なる國土山川の美と民族傳來の生活との美妙神祕なる藝術的調和である...
永井荷風 「十年振」
...この点で音韻美の極致を尽している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それだけの人は美の極致としてよいことになるかと思います」と薫は言うのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...器の美の極致であるとさえ考えられるあの初代の茶器は...
柳宗悦 「工藝の道」
...それらのものにはあの芭蕉(ばしょう)の言葉を借りれば「さび」を持った渋さの美の極致が潜む...
柳宗悦 「工藝の道」
...しかしそれは美の極致ではないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...人界の中にゐながらにして感ぜらるる壯美の極致である...
吉江喬松 「山岳美觀」
...女性美の極致を見たように茫然と打たれながら...
吉川英治 「親鸞」
...自然美の極致を、際涯(さいがい)なき曠野の十方に展(ひら)くのである...
吉川英治 「平の将門」
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