...美々しい物の具に三尺の太刀をぬきかざいて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...まさに鎌倉はじまつて以来の美々しい御儀式でございまして...
太宰治 「右大臣実朝」
...この少年が美々しい小姓すがたはしていても...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...美々しい礼服の日清露の顕官が続々到着する...
林不忘 「安重根」
...恐ろしく美々しい衣装を着た役者がおおぜいではげしい立ち回りをやったり...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...その次には会場の前に並んだ美々しい自動車の群である...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...美々しい回しをつけた力士が堂々としてにらみ合っていざ組もうとすると...
寺田寅彦 「田園雑感」
...其所に美々しい服裝をした婦人が可愛い水兵服の五六歳の子供と乘つて居ました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...美々しいドレスの外人も二組三組そこここに立話をしていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...美々しい女や華奢(きゃしゃ)な男が...
夏目漱石 「虚子君へ」
...王室の紋章を金糸で刺繍した美々しい陣羽織(レ・タバール)組...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...このようにも美々しい人物が立並んでいるのは...
久生十蘭 「魔都」
...婦人連は忽ち美々しい花環のように彼を取りまいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...中頃の美々しい牛車に乗って...
吉川英治 「私本太平記」
...美々しい膳部や酒器が並んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...美々しいお迎えのお船をも...
吉川英治 「新書太閤記」
...美々しい軍装の近衛(このえ)兵が戟(げき)を持って佇立(ちょりつ)していたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さらに美々しい一盆には...
吉川英治 「新・水滸伝」
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