...それは宗教が全く智的生活の羈絆(きはん)に自己を委(ゆだ)ね終ったからである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...甚だ放縦不羈(ほうじゅうふき)である...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...できるだけ言葉の羈絆(きはん)を脱し...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...新羈の馬に当るべし...
太宰治 「右大臣実朝」
...窮屈な羈絆(きはん)の暑さのない所には自由の涼しさもあるはずはない...
寺田寅彦 「涼味数題」
...不羈卓犖(ふきたくらく)というようなことを尚(たっと)ぶので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それを羈中吟(きちゅうぎん)という...
中里介山 「法然行伝」
...その羈絆から脱したり...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...奔放不羈の自由を欲求してゐた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...狷介不羈(けんかいふき)...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...不羈奔放な、荒ぶる青春の遊び友だちが一人また一人と次ぎ次ぎに世を去つて、つひにはただひとり彼等の仲間を置き去りにするのも、ちやうどこれと同じではなからうか? 取り残された者は寂しい? ひしひしと胸せまり、悲しみに心はふさがれても、如何とも慰めよう術もない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...狷介不羈の風格であったことが知られている...
藤島武二 「画室の言葉」
...その放縦不羈(ほうしょうふき)世俗の外に卓立せしところを見るに...
正岡子規 「俳人蕪村」
...一樣に推移し流下する黒い幕のやうな時の束縛と羈絆から遁れ出るとき...
三木清 「人生論ノート」
...現在の社会状態と自分の衷心に遺っているらしい昔の羈絆を顧みた時...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...その他もろもろの羈絆(きはん)を脱したような...
山本周五郎 「青べか物語」
...頼興の豪放不羈(ふき)な性格と...
山本周五郎 「風流太平記」
...独立不羈(ふき)...
夢野久作 「鼻の表現」
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