...過去(かこ)の一切(さい)の羈絆(きずな)を断(た)ち切(き)ることによりて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...元来が不羈放肆(ふきほうし)な...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...御情に羈(ほだ)されて...
巌谷小波 「こがね丸」
...地球の羈絆(きはん)を切って一直線に宇宙へ黙々(もくもく)として前進しているのです...
海野十三 「科学が臍を曲げた話」
...がそれが俳句になりますと四季の分類以外に出るものは一句もなく、たとい恋、羈旅、無常などを詠ずるとしましても必ずそれは季のものを詠みこむのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...羈旅(きりょ)等があって...
高浜虚子 「俳句への道」
...新羈の馬に当るべし...
太宰治 「右大臣実朝」
...津田君といえども伝習の羈絆(きはん)を脱却するのは困難である...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...窮屈な羈絆(きはん)の暑さのない所には自由の涼しさもあるはずはない...
寺田寅彦 「涼味数題」
...不羈卓犖(ふきたくらく)というようなことを尚(たっと)ぶので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...不羈(ふき)独立等といふ...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...それからあとは不羈自由(ふきじゆう)であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを羈中吟(きちゅうぎん)という...
中里介山 「法然行伝」
...個人の行動が放縦不羈(ほうじゅうふき)になればなるほど...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...むしろ学校の羈絆(きはん)を脱して自由に読書するに如(し)くはないと...
西田幾多郎 「或教授の退職の辞」
...不羈独立の地位を有しているのだから...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...また水戸志士の熱烈不羈(ふき)な能動性に感奮した...
山本周五郎 「新潮記」
...羈旅(きりょ)華やかな一行が...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??