...いわゆる倶梨伽羅紋々(くりからもんもん)ふうのものもあったが...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...それから小田原の倶梨伽羅紋々と...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...ぢき裏の路地の奥に蓬莱豆をこしらへる家があつて倶梨迦羅紋紋(くりからもんもん)の男たちが犢鼻褌(ふんどし)ひとつの向ふ鉢巻で唄をうたひながら豆を煎つてたが...
中勘助 「銀の匙」
...日本の倶利加羅紋紋(くりからもんもん)とはちょっと気分がちがっている...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...今日残っている倶梨伽羅紋々(くりからもんもん)という言葉は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今日殘つて居る倶梨伽羅紋々(くりからもん/\)といふ言葉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...倶利迦羅紋々(くりからもんもん)の素肌を自慢の勇みの間に交り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身體一杯に汚して居るので倶梨伽羅紋々(くりからもん/\)から採つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...倶梨伽羅紋々などは大嘘で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...倶梨伽羅紋々(くりからもんもん)で...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...」薄暮の泥水の中で二人の倶利加羅紋々が狂気の如く打ち騒いでゐる光景が...
牧野信一 「雪景色」
...服部伸演ずる一心太助の喧嘩場に見られるやうな大鮪引摺つて歩く久利加羅紋々の兄イたちも歩いてゐたらう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...倶利伽羅紋々見るからに江戸前のその五十男は己が暴行の理由を率直に述べ立てて曰く...
正岡容 「東京万花鏡」
...倶利迦羅紋々(くりからもんもん)でも見せるのかと思うと...
吉川英治 「醤油仏」
...倶利迦羅紋々(くりからもんもん)の素ッぱだかが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...倶利迦羅紋々(くりからもんもん)のいさぎよい逃げぶりを見送って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...頭の上からかぶせられた倶利伽羅紋々(くりからもんもん)の死骸――すなわち仲間(ちゅうげん)の宅助だった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...倶利伽羅紋々(くりからもんもん)の文身(いれずみ)に急所が一ヵ所彫り落ちているような考えで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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